「いいスタンダードを作りたい」ジェイミー・ジャパン、初のティア1連勝をかけ嵐の中練習を開始 | Rugby Japan 365

「いいスタンダードを作りたい」ジェイミー・ジャパン、初のティア1連勝をかけ嵐の中練習を開始

2018/06/12

文●斉藤健仁


イタリアに37−14で快勝したジェイミージャパンことラグビー日本代表は、11日、第2戦にむけ練習を開始した。

ラン16回、120mとジャパンの中で最も多くの距離を走ったNO8アマナキ・レレィ・マフィ

ラン16回、120mとジャパンの中で最も多くの距離を走ったNO8アマナキ・レレィ・マフィ

――嵐の中でのイタリア代表との第2試合向けての練習スタートでした。


オーガナイズ系だけです。若干痛んでいる選手もいます。先週のボールインタイムがすべてのテストマッチの中で(日本代表が)ダントツ長かった。オールブラックスが26分で、日本代表が40分でした。こちらは30度、ニュージーランドはむちゃくちゃ寒い中での試合でした。フィットネスレベルで考えればいい兆しです。今日はリフレッシュすること、オーガナイズすることにフォーカスしました。


第1戦ではイタリアCTBカンパニャーロの突破を許し失点につながった

第1戦ではイタリアCTBカンパニャーロの突破を許し失点につながった

――コンディショニングを考えたメニューだったのですか?


月曜日はこういう形です。先週はプラムツリーが久しぶりの参加だったので、量を多くしました。火曜日はフィジカルデーで、セットピースもやります。3日前に試合をしたばかりで、1週間でそこまで大きな変化はつけられない。マインドセットとメンタル面を整えることがより大事になります。プレッシャーがかかったところで改善することが何点かあります。

タックルミスが何本かありました。ディフェンスは良かったですが、ミスタックルも目立ちました。相手は攻撃の40%を失っていて、ターンオーバーして(攻撃できたのに)、でもそのミスをこちらの有利な形に持っていくことが出来なかった。ターンオーバーのボールを有効に使うことができずに、プレッシャーかけてポイントにつなげていかないといけなかった。そこが最重要課題です。


あれだけいいパフォーマンスをした後にメンバー変更は難しい

――第1戦のバックスリーの働きは?


アタックは良かったが、ディフェンスの部分で少し判断ミスがあった。早く前に出すぎて外を抜かれたりとか、相手に与えたトライも読みを誤って早く詰めすぎたりした。(今日の練習で)確認した。


――メンバーはあまり変わっていないように見えたが。


まだ考えている段階だが、あれだけいいパフォーマンスした後にメンバー変更するのは難しい。あれがスタンダードになって、それ以上のプレーをしないといけないし、いいパフォーマンスすれば立場を与えられて、そうすることでいい文化が作られる。サンウルブズとはセレクションの考えが違って、スーパーラグビーはタフなコンペティションなのでいろんな選手を使っていかないといけない。


――フランス戦からメンバーを固定しているように思えます。


いいスタンダードを作りたいという、それだけですね。この間のメンバーがすごいいいスタートを切りましたし、いいスタンダードを作ったので、他の選手たちもこの間の選手が設定したスタンダードまで、レベルまで追いつかないといけない。

ものすごいプレッシャーがかかっていても打開した。暑くて湿度が高い中、展開もペースも速く、かなりバテる状態で、かつイタリアも激しく攻撃してきた中で、何とか吸収して受け身にならず突破していった。これからもチームのチャレンジは続けていく。


――交替もっと早くした方が良かったのでは?


テストマッチなのでそう思っていない。誰をどういつ使うか決められたプランは持っていないし、17-17の時間帯が長かったですし、その場の感覚で入れているが、自分の直感です。安心して入れています。


――ケガ人の状況は


リーチなど痛んでいる選手が何人かいるがシリアスなものではないです。


――いろんなポジティブな面があるが、どこか一番良かったと感じていますか?


先ほどの点に付け加えるなら、やはりこちらが分析したことがそのまま正しかったことと、選手たちがいい準備してくれたことと、暑い環境下の中でもしっかり実行してくれたこと、ですね。


50キャップを迎えるSO田村優

50キャップを迎えるSO田村優

――来週の試合は


たぶんフィジカルで挑んでくると思います。(メンタル的に)傷ついていると思うし、感情をぶつけてくると思います。かなり感情的に悔しい思いをしてイタリアが1つ取れたら1勝1敗になりますが、相手の側に立って考えると2敗は許しがたいと思うので、その気持ちをぶつけてくると思います。

私たちのモチベーションは違います、相手によって変えない、自分たちのラグビーを見せたい。ホームでティア1に対して(初めて連勝して)その歴史作りたい。浅原には子どもが生まれたし、田村は50キャップ目の試合です。いろんなモチベーションあります。チームのために、ファンのためにやりたい。

斉藤健仁
スポーツライター。1975年4月27日生まれ、千葉県柏市育ち。印刷会社の営業を経て独立。サッカーやラグビー等フットボールを中心に執筆する。現在はタグラグビーを少しプレー。過去にトップリーグ2チームのWEBサイトの執筆を担当するなどトップリーグ、日本代表を中心に取材。

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