日本代表のキャプテンという重責を背負い、プレッシャーのかかる大一番に立ち向かった姫野和樹。目標であるベスト8以上の結果は果たせなかったが、その経験そして悔しさ、積み上げてきた努力、レガシー、今後の日本代表に受け継がれていくことは間違いない。試合後のコメントをまとめた。
ここに来るまでにたくさんの努力をしてきましたし、今日も最高の努力をしてくれた仲間に感謝したいです。本当に結果が出なくて残念ですけど、ここまで選手が頑張れたのはファンの皆さんのおかげだと思っています。今日はエベレストに桜を咲かすことはできませんでしたが、自分たちのレガシーだったり、目標や夢というものは次に受け継がれていくものだと思います。
僕たちの歩んできた道のりというのは、無駄じゃないですし、まだまだ日本ラグビーが強くなるとそう信じています。
(試合後の円陣では)みんなに対して胸を張ってほしいということを伝えました。このチームは本当に一番最高なチームだったと改めて言いました。本当に家族のような存在でした。
選手への感謝。ここをターゲットにたくさん、みんな犠牲を払ってここまできた。選手もスタッフもそう。結果が出なくて残念だが、ただみんなのことを誇りに思う。自分たちが歩んできたプロセスは決して無駄ではない。日本ラグビーはまだまだ強くなれるし、自分たちのレガシーや文化、エベレストを登る、W杯で優勝する夢や目標はこれからも絶対に受け継がれていく。だからこそ、日本ラグビーはもっともっと強くなれる。だからこそ胸を張って帰ろうと、みんなに伝えた。
(キャプテンとしての重圧)次に向かっていくしかない。この負けを、しっかりと敗因を次の糧にしないといけないなというふうに思いますし、日本ラグビーの旅路はまだまだこれから続くと思います。ですので、日本ラグビーに期待してほしいですし、今後も変わらぬ声援をお願いしたいです。
後半途中まで本当にテストマッチで勝つところまでいっていた。そこからソフトなトライを与えてしまって、少しチームが焦った。もう少し時間がある中でも、まず相手エリアにいくことを忘れてしまいがちになっていた。そこは反省点。ただ選手は最高の努力をしてくれた。
勝てるプランは100パーセントあったが、毎回100パーセントできるわけではない。これだけレベルが高い試合になると。そこでの対応力で後手を踏んだところもある。そこに関してはアルゼンチンがそこを上待ったというシンプルな話。