アイルランドに完敗したジャパン。2015年を経験した一人、PR稲垣啓太はジャパンの今をどう感じたのか。
ペナルティーが多すぎる。個人の意識の問題
――前半だけの出場でしたが、試合を振り返ると。
純粋にペナルティーが多すぎでした。あれだけ減らそう減らそうと言っているのですが。ディフェンスではボールに絡むのではなく、スペースを取りにいこうとしましたが上手くいっていなかった。ラインオフサイドも重なって、簡単にミスしたり、つまらないペナルティーでボールを相手に渡してしまった。ペナルティーの多さがチームの弱点になっている。
――どうして、そうなっているのか?
個人の意識、そこに尽きると思います。スキル的な部分より、自分がやらないといけないこと以外にいってしまっている。
――ジョセフHCは「死にものぐるいでやっていない」と言っています。
やっていない選手はいないと思いますが、ただゲームプランに沿っていたのかというところですよね。選手ひとりひとりのマインド、エナジーはすごいところがあるが、ゲームプランを100%やれてない部分があったと思いますね。
――想定外の部分は?
正直ない。自分たちでゲームを崩してしまったことが敗因。ゲームプランはいいプランだったと思います。細かい部分ができなかったことが、相手にいい部分をもっていかれた要因じゃないですかね。ここまで来たら個人の意識の問題だと思います。