ジェイミージャパン宮崎で始動!ラグビー日本代表が宮崎合宿を開始「貪欲に結果を求めていく」 | Rugby Japan 365

ジェイミージャパン宮崎で始動!ラグビー日本代表が宮崎合宿を開始「貪欲に結果を求めていく」

2018/05/29

文●斉藤健仁


28日、ラグビー日本代表は6月に行われる、イタリア代表、ジョージア代表とのテストマッチにむけ宮崎合宿を開始した。チームを率いる、ジェイミー・ジョセフヘッドコーチが初日の練習を終え、取材に応じた。


NDS、サンウルブズ、両方で得た自信を組み合わせて組み立てていく

――今年初めての日本代表合宿を終えて


非常にいい感触を得ています。日本代表が(昨年の)フランス戦から戻って来て、フランス戦で誇らしい戦いができたと昨日レビューしました。そして、ここからはチーム一丸、(6月の)イタリア戦、ジョージア戦に向けて組み立てていきたい。


――ジョセフHCのチームとして初の宮崎合宿です。


(個人的に)何回か宮崎に来たことはありますが、今まで来ようと思っていましたが来る機会がありませんでした。ジャパンの合宿はいろんな場所でやってきましたが、来年も宮崎に来ようと思っています。ここは最高の環境です。バスに乗らずグラウンドに来られる、プールもあってリカバリーもできます。


――2015年の日本代表合宿を経験している選手もいます。今回もきつい合宿になるのでしょうか?


そういうことはないと思います。昨日、みんなで2015年を振り返ってネタにして笑っていたりしましたが、私たちはエディー(・ジョーンズ前HC)がやっていた準備とまた違うやり方をしています。選手たちはスーパーラグビーで、タフで難易度の高いチームと対戦して、いろんな経験を積んでいます。また昨シーズンはテストマッチでアイルランド、オーストラリア、フランスと対戦し、今シーズンはオールブラックス戦も控えているので、違う手法で準備しています。


――午前中、走らせてから練習していました。その狙いは?


意図は、6月はかなり暑くなりますし、タフな戦いになると予想されますし、ミスも多くなると思うし、プレッシャーも大きくかかる。プレッシャーを想定した上で、最初に疲労させてやっています。疲労させた上でゲームプラン落とし込んで、戦術をやって、どう選手たちが対応するのか、プレーするのか見極める意図でやっています。今回はそういった手法でやっていきます。


――モニター付きのゴルフカートが導入されました。


できる限りグラウンドで過ごしたいと思った。グラウンド内でレビューができるので有効だと思った。できる限り選手たちが学べる環境を作るために導入しました。


イタリアと対戦するのは2014年6月以来

イタリアと対戦するのは2014年6月以来

――6月に対戦するイタリア、ジョージアの印象は?


イタリアもジョージアも日本と戦い方が違う。イタリアは6ヵ国対抗に参加していますし、コーチングチームも力強く、オールブラックスだったウェイン・スミスもコーチ陣に入っています。大きな選手で、ヨーロッパで戦っていますし、フィットしていますし、決意も固いチームなので、崩すのがなかなか困難だと思います。

ジョージアとは2016年11月・敵地で対戦。

ジョージアとは2016年11月・敵地で対戦。

ジョージアは非常にスクラムが強いチームです。この2つのチームは(日本と)まったく違うタイプのチームなので、まさに我々が今必要とするゲームだと思います。我々はスピードとスキルを活かして、そしてアンストラクチャーの状況にもちこんで、大きな相手を動かす。あと6月は暑い天候になります。

――サンウルブズと違い、日本代表ではどんなカラーを出していきたい?


色としてはNDSでもNZでいい遠征しましたし、サンウルブズも最近、いいゲームをしています。2つで得た自信を組み合わせてイタリア戦に向けて組み立てていきたい。


――ジョセフHCから見て、今の日本代表の強みは?


すべてを総括する一言はないが、一つになるということはこだわって意識しています。自国開催のW杯ということで家族や友人などいろいろなプレッシャーがあるが、それをプレジャー(楽しみ)に変えていきたい。そこで、一ついうのであれば、ワンチームという言葉を掲げていますが、リーダーたちが頑張ってワンチームを作り上げようと頑張っています。

あとは、ここに選ばれた選手はNDS、サンウルブズ、トップリーグでいいパフォーマンスをして自分たちで権利を得たと思っています。あとは自分たちのラグビーでファンや国民のみなさんからのリスペクトを得ていきたい。

――ジョセフHCが見出した新しい選手に期待していることは?


しっかりと自信を持って戦うことができますし、全員に自信を持っています。W杯2大会経験している堀江、田中、リーチの経験は欠かせないものですし、自国開催ということでさらに大きなものになってくると思います。新しい選手たちが入ってくることでフレッシュさ、ハングリーさをもたらしてくれたらいいと思います。W杯まで残り480日あるので、今後もセレクションのところは変わってくる。これで落ち着いてはいけない。


 

リーチは勇敢、大事な場面で決断できる。ただ、あと1年あるのでワールドカップでキャプテンを務めるかどうかはわからない。

――リーチキャプテンに期待することは? 2019年W杯までキャプテンをするのか?


キャプテンシーとして期待するのはプレーで、体でお手本になって引っ張ってほしい。彼は勇敢だし、大事な場面で決断できるので、選手にもコーチにもリスペクトされている。2019年W杯でキャプテンを務めるかどうかは、あと1年あるのでわからない。


――昨年6月と今年6月の違いは感じますか?


違いは昨年11月にいいチームを作って、いいラグビー、戦い方も構築できたと思う。そして今年はトニー・ブラウンと私でサンウルブズも見れたので、この半年でさらに自分たちのゲームを発展できた、レベルが上げられたと思います。ストレングス、フィットネスのテストを2ヶ月おきにやっていますが、(選手たちの)コンディションも上がってきて手応えを感じています。今年、(昨年)学んだことを実践でやってきて、来年は戦術、コンディションでもさらに上げていけると思っています。


――日本代表が今後伸ばしていかないといけないことは?


現状を見ると、2019年のワールドカップのプール戦で戦うチームの4つのうち2チームがティア1で、日本代表はティア1に今まで3回しか勝利していないので、究極に難しい試練になるということは周知のことだと思います。6月のテストマッチで戦うイタリアとジョージアは違う戦い方をするし、巧み(な戦いをする)と思います。

そして、イタリアでコーチングしている友人から聞くと、イタリアはいい準備をしてきていると聞いています。両チーム、来年の(W杯の)結果にかかっているので、貪欲に結果を求める対戦となると思います。

斉藤健仁
スポーツライター。1975年4月27日生まれ、千葉県柏市育ち。印刷会社の営業を経て独立。サッカーやラグビー等フットボールを中心に執筆する。現在はタグラグビーを少しプレー。過去にトップリーグ2チームのWEBサイトの執筆を担当するなどトップリーグ、日本代表を中心に取材。

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