４月22日（土）、アウェーで行われる韓国対日本を皮切りに、日本、韓国、香港の３チームで争われるＡＲＣ（アジアラグビーチャンピオンシップ）が開幕する。日本代表は３月から４月にかけて４回にわたるＮＤＳ（ナショナルディベロップメント）合宿、そして直前の沖縄合宿で準備、調整を行い本番に備えてきた。

今年ARCは昨年とは違い、ジェイミー・ジョセフ日本代表ＨＣ（ヘッドコーチ）自らが指導し、指揮するテストマッチであり、当然、選手にとっては６月のテストマッチの選考も兼ねている。サンウルブズがニュージーランド・アルゼンチン遠征を行っている間に、若手を中心とした日本代表がアピールできるか注目される。

そんなアジアを戦う日本代表のキャプテンに就任したのが、昨年度、サントリーサンゴリアスで主将を務めて２冠に貢献したＳＨ流大だ。そして副キャプテンには同じくサントリーのＰＲ石原慎太郎が任命された。

ジョセフＨＣはその意図を「流、石原は２人ともいいキャラクターを持っていて、リーダーシップをＮＤＳで発揮してくれていた。若い選手たちのリーダーシップの気質を上げるためにも彼らを任命しました。彼らと今後チームを引っ張るのを楽しみにしています」と説明した。

ノンキャップながらジョセフＨＣの信頼も厚いＳＨ流は、アジアと戦う日本代表ながらキャプテンに任命され、「今までのＮＤＳでしっかりリーダーシップを取っていたので、これからも引っ張ってほしいといわれました。すごく誇らしいことだし、僕自身のチャレンジだと思うので、気負うことなく、自分らしく、ベテランや経験のある方がいるので助けてもらいながらやっていきたい。