日本代表宮崎合宿メンバー発表!第2期エディージャパンがいよいよ始まる! | ラグビージャパン365

日本代表宮崎合宿メンバー発表!第2期エディージャパンがいよいよ始まる!

2024/05/31

文●編集部


5月30日、都内にあるジャパンスポーツオリンピックスクエアにて「ラグビー日本代表宮崎合宿参加メンバー発表記者会見」が行われた。エディー・ジョーンズ日本代表ヘッドコーチが選考理由とイングランド戦に向けた方向性について質疑に応じた。

ラグビージャパン365では、その音声を改めて全文再翻訳し余す所なくお伝えする。

エディー・ジョーンズHC

最初の日本代表のメンバー、スコッドということで非常に興味深い選考になりました。高校、大学、U20からトップ選手のいるリーグワンまでしっかりしっかりと試合を見させていただきました。だから、かなり競争が激しいメンバーのセレクションになったかなというふうに思います。ただ今日の発表で何人かがっかりする選手もいるかなと思いますが、外れた選手はいつでも合流ができるように準備をしておくこと、そして今からこのメンバーで宮崎合宿を行ってイングランド戦に臨むのを楽しみにしております。

何人かの選手がケガをしているし、引退した選手も何人かいる。2023年のワールドカップを経て改めて日本代表のチームを再構築しないといけないということでそのプロセスが今日から始まった。そして2027年のワールドカップに向けてこのメンバーが、この最初のグループが最初にこういう機会を設けられて、そして日本代表として誇らしいようなプレーをする機会になるかなというふうに思います。

もちろんこれも以前からお話していることですけれども、日本らしく、(他の国と)違うラグビーのスタイルを構築していくという中で「超速ラグビー」を掲げていて、それも(宮崎合宿の)初日から導入をしていきたいというふうに思っております。


キャプテンに関しましてはイングランド代表戦の週に発表させていただきたいなと思います。まずはチームを見させていただいて、チームにはどういうキャプテンが必要なのかということを選手たち、チームとして、それぞれを評価した上で決めていきたいなと思い、それは合宿の1週間半ぐらいで決めていきたいなというふうに思っております。

エディー・ジョーンズHC

エディー・ジョーンズHC


――今回初選出の選手が12名、ワールドカップを経験した選手が15名います。非常にバランスのとれた選考のように感じられました。選考のポイントは?


2027年のラグビーワールドカップに向けてトップ4入りするためにもチームを再構築していかないといけないというところで、2023年のワールドカップの日本代表のメンバーたちはワールドカップ(に参加しているチーム)の中でも結構年齢が上だったチームの一つでもありますので、若い選手たちを選んでいくことが大事ということで、菅平のトレーニング合宿でも若手の選手がいいプレーをしていましたし、U20でもそういう(いいプレーをする)選手が見られたので、彼らをワールドカップに向けて自信を持って育っていいきたい。


――バックアップメンバーの方も非常に多いような印象を受けました。これからイングランド戦後に入れ替えを行うのか


今、本当に気にしていることはイングランド戦のみです。そしてバックアップメンバーの選手たちは、日本代表としてプレーができるポテンシャルがある選手たちです。

ですので、ラグビーにおいてケガというのはつきものですので、選ばれたバックアップメンバーたちは日本代表でいつでもプレーできるようにというようなメッセージも入っています。


――ワールドカップに出場されたメンバーと新たに選出されたメンバーが混在しています

私が望んでいる選手はハングリー精神を持った選手で、向上したいと思っている選手たちです。私たちがワールドカップでトップ4入りするためには、本当にハングリー精神を持って毎日1分でも無駄にしたくない、改善したいっていう風に思っている選手が必要になってきます。そういう選手たちを35人選ぶことができていたらラグビーワールドカップで私達の夢が叶うチャンスが生まれるのかなと思います。


佐藤健次

佐藤健次



――33人のうち大学生が2名入っているが、どの点を評価されたのか、期待されるところは


選ばれた選手全員は、ポテンシャルがある選手、日本代表でプレーができるというところでそれぞれユニークな強みというものがあります。U20の選手にも言えることですが、私が望ましいなと思っている選手はどういう選手かといいますと、毎日朝起きて自分のスキルを磨きたい、より良くなりたいというふうに思うそういうような選手です。

そしてそれをやっていく、誰よりも世界一になれる何かを磨いていく、そういう風なことがみんなにとってのチャレンジになっていくんではないでしょうか。

謙虚さというのも大事になってくるかなと思います。野球の大谷選手がいい例ですけども、彼は日本でもベストの選手と言われ、アメリカに行って、さらに自分がより良い選手になるためにヒッティングのテクニックを変えたりとか、投げ方のテクニックを変えたり、成功するためにしてきたということです。

大谷選手はコーチにそれをやれと言われてやったわけではありません。私達は若い選手がそういうハングリー精神を持っていくっていうことはぜひやっていただきたいなというふうに思います。

――ビクター・マットフィールドとオーウェン・フランクスがコーチに入っています


私たちのチームにこの2人は、ものすごく合っていると思います。ビクター・マットフィールドは世界的な有名なLOですし、オーウェン・フランクスは世界的なタイトヘッドプロップです。彼らは若いコーチですがたくさんの経験を持っているので、それを選手たちに共有していくところがものすごく重要になってきます。

あともう一つ言えることは、南アフリカ、ニュージーランド、ラグビーリーグ、イングランドの影響、それぞれのコーチが持っている持ち味をみんなで統合させて日本のアイデンティティを作っていくっていうことができるかなと思います。


――ヴィリアメ・ツイドラキは実際にポテンシャル、身体能力を高いがちょっと荒削りな部分もあります


彼は本当にポテンシャルが高い選手で速いですし、プレーもシーズンを通してトヨタのスティーブ・ハンセン監督を下で、かなり良くなってきましたし、より良い選手と一緒にプレーをすることで競争も激しくなり、その競争によって彼の一番いいところが出てくるのかなと思います。彼の態度はファーストクラスなので、本当により良くなっていくしかないのかなと思います。

ヴィリアメ・ツイドラキ

ヴィリアメ・ツイドラキ



――今回直前まで誰を選ぶか悩んだポジションは


日本においてはSHとWTBの選手は本当に層が厚いので3人を選ぶのは非常に難しかったです。その中で選ばれたのが小山、齋藤そして藤原選手になります。WTBにおいては右のWTBで選んだのがパワー系のツイドラキとジョネ・ナイカブラ。左もスピーディーな選手たちを選んでいきたい。FB小野澤選手は菅平の合宿ですごくうまく良くなってきたんですけども今回は入らなかったという結果になりました。


――フロントローに経験の浅い選手が多いというような印象がありますけれども、(クレイグ・)ミラーや(ヴァル)アサエリ(愛)選手などはなぜ入れなかったのか


もちろん(彼らのプレーを)見ましたけれども、個人的な理由とかもあり、それを踏まえたセレクションをしました。タイトヘッドのプロップでは若いメンバーを育てるのが必要だと思っています。

現代ラグビーにおいてはスクラム、そしてタックル、ボールキャリーもできないといけないというところでPR為房はクボタの1年目ですけれども、彼と帝京大学2年の森山を選びました。スクラムができてタックルができてボールキャリーができるってことが大事になってきます。

――FB専任の選手はいないようだが、山沢選手なのか、彼の評価は


山沢に関してなんですけれども、彼は、これは以前お話したと思うんですけれども、彼が17〜19歳くらいの頃10番をしていて、そして彼は本当にワールドクラスになれるようなポテンシャルが当然あったと思うんです。

ただケガをしたりとか、または自分にかけられた期待に苦しんだ部分もあったのかなというふうに思います。復帰してからは15番として飛躍し、彼がファーストレシーバーもできるということは、私達にとってアタックのオプションを新たに設けられることができる。今でもスキルは素晴らしいです。そういう意味でも私達にとってはいいかなと思います。

あと早稲田大学の矢崎選手に関しては、私はちょっと彼はFBのスペシャリストがというふうに思うので、そこは(質問内容に)ちょっと同意できない部分ですけれども、センスも素晴らしいですし、ピッチ上のコミュニケーションもものすごく素晴らしい。スピードもあって勇気もあります。彼が教えてくれたんですが、高校時代に10番もやっていたってことなので、もしかしたら10番になれるような可能性もあるかもしれない。

矢崎由高

矢崎由高



――大学生の森山選手と佐藤選手の評価を


この2人のフロントローの若い選手たちは徐々に育てていきたいなというふうに思っています。2人ともテストマッチで活躍するためにはしっかりと体を鍛えていかないといけない。そこのところはしっかりとやっていってもらいたいなというふうに思うところです。

森山選手に関してはタイトヘッドとしてはしっかりとスクラムを組めないといけないというところと、彼は本当に素晴らしいボールキャリアで才能があります。もう1人の佐藤選手は本当に、HO堀江(翔太)が若かった頃を思い出します。8番もやっていたということもあってフットワークもいいですし、ゲームがしっかりと見えて理解もできています。

テストマッチのフッカーとしてやはりスクラムをしっかり組めるようになること、スローイングをしっかりできるようになること、いろいろとまだ不足している部分はありますけども、彼らを呼ぶことによって、ファーストトラックする、要は加速して育てるように促していくということをやっていきたいと思っています。なぜかというと4年はあっという間に過ぎてしまうからです。


――6ヶ月前に監督に就任してメンバーを見ながらチームの状態はどうなのか、そしてイングランドのチームも踏まえてどうですか


監督就任してから6ヶ月、チームをいろいろと観察したりとか、コーチといろいろとお話をしたりたくさんの試合も見てきました。そして宮崎合宿に行くいうことで、私かなりコーチングをしてますけど、それでも私も今でもわくわくしているところです。

そして4年間のこの旅路が始まるのでみんな楽しみにしています。イングランド戦に関して申し上げると、イングランド代表はスティーブ・ボースウィックヘッドコーチが3年ぐらいチームを育ててきています。

彼は本当に素晴らしい仕事をして強いチームになってきてるのかなと思います。イングランドがどういうプレーをしてくるかということを私達は十分に把握しておりますし、キックを蹴ってくる、セットピースで勝負してくる、ディフェンスは南アフリカのようなディフェンスをやってくるということもわかっています。

日本代表としてはかなりチャレンジな試合になるかなというふうに思いますけど、暑い東京の試合なのでどうなるかわからないですよね。




――リーチ選手、リーグワン決勝のパフォーマンス、代表でのポジション、役割


リーグワンの決勝は彼は最高な選手だったなって思いました。そしてかなり影響力がある選手だなというふうに見てて思いました。ボールキャリーも素晴らしかったですし、タックルも素晴らしかった。リーダーシップもファーストクラスですし日本代表において彼の役割は、彼がベスト選手になること。そしておそらく背番号は算数ができなかったら私にちょっと助けを求めてくださいなんですけど、(No8の)半分の背番号(4番)になるかなというふうに思います。

彼はシニアの選手として私は頼っていく選手になるかなと思います。いろいろと彼からもアドバイスをいただきたいなっていうふうに思います。彼は日本代表がどうやって勝っていくかっていう事をわかってる選手なので、本当に重要な選手です。

リーチは自分、自分っていうような選手ではなく、他の選手を助けたり、そういうことができる選手です。WBCのときのダルビッシュ選手が他の選手たちを助けたりとか、本当は自分もそこのピッチャーに選ばれたくてもそのスポットを狙っているところを助けたりとかある意味そういうような似たような(役割を果たせる)選手かなと思います。日本代表にとっては大切な選手なのです。

――姫野和樹選手や松島幸太朗選手以外に召集できなかった選手


全員はちょっと名前を忘れてしまうかもしれないので、何人かの選手を挙げさせていただきますけれども、松島選手と稲垣選手は怪我もまだ完全に完治してないということですので、しっかりとリハビリをして休んで、そしてまた来年戻ってくるようにというふうに思います。

そしてパナソニックのプロップの選手たちは今の段階ではテストラグビーはお休みをしたいというところで、それが本当にこれで本当に終わりなのか、また戻ってくるのかっていうのはわかりません。コーネルセン選手に関してはちょっと家族の都合があったりとか、福田選手はかなり結構ひどい怪我をしてしまったのでそでそれで対象外になりました。


――SHは齋藤直人選手以外の2選手の評価


過去2年のリーグワンの試合を見て、小山選手は一貫性を持ってプレーしてきたかなと思います。パスの正確性も高いですし、キックもできます。ディフェンスでもアグレッシブですので、彼にチャンスを与えるのはいいのかなと思いました。藤原選手に関しましてはまだ若くて、まだまだ学んでいるところですけども、スピードもあって、まだちょっとパスは一貫性がないところなのでそこは改善をしてもらいたいなと思いますけども、私が求めている『ひらめきのある(スパーク)アタック』、それには彼が適しているんじゃないかなというふうに思っています。

小山大暉

小山大暉



――イングランド戦まで時間がないが、宮崎合宿のフォーカスは


実は1日4回どうにかトレーニングできないかなと今のスケジュールを組んでるとこなんですけど、まだやり方が見つかってません。


必ずハードワークをしていかないといけないと思うんですけれども、まずはそのアタックシステム、ディフェンスを学ぶ必要があります。そしてブレイクダウンのポリシーもそうです。15、16人新たな選手が合流してくるということで、最初の3日間は学び、ラーニングに焦点を置いてやっていきたいと思います。そこから2週間準備をしていきたいなって思います。

最初の火曜日はU20のメンバーを呼んで、私達が学んだことを、彼らと対戦してどれだけできるかと見ていきたいと思います。そしてテストマッチがある週もシミュレーションして赤と白に分けて、どれだけ私達が学んできたことが実際にできるのかというところも見ていきたいなと思います。

そこまで十分な時間はないですけども、そうは言っても十分な時間はあると思います。これはオープンに言いたいなって思うんですけど『日本人の選手は世界で一番タフな選手だ』と思っております。

選手たちはハードなトレーニングをすることに慣れている。ただそれを賢くやっていくということを今後していきたいなって思います。集団のスピードを上げていく、これを世界一にしていきたい。これをするためにはみんなが同じページを見ること、同じことを理解していることが大事なので、アタックでもそうですし、ディフェンスでもどんどん上がるように、それができるようにやってもらいたいなと思います。

練習を積み重ねることによって(練習で培ったものが)永久に(体に残って)いくものだというふうに思いますので、宮崎でまるでデッキに座って、ボートが来ないかな、船が来てるかな、なんて見ていてもうまくなりません。ハードワークしていくことです。

朝のトレーニングに関しては2、3週間早朝練習をしていく予定です。菅平合宿でも10日間のうち7日間は早朝練習をして、本当に素晴らしく練習をしてくれたので宮崎合宿でも今まで以上に素晴らしい態度で練習に臨んでくることを望んでおります。

――宮崎合宿のスタートは6時ですか。


はい。来られるんですか? 独自のメディア限定で練習会をしたいと思います。


――(フランスでプレーしている)NO8タタフ選手の評価と合流日


彼のボルドーの試合を結構見てきました。サントリーでも見ていた経験があるので、フランスに行くときに彼のクラブの方に行ってから、今はどういう状態であるかっていうのを見たいなというふうに思いますけど、本当に彼はパワーと強さを与えてくれる選手ですので楽しみにしております。合宿スタート時に合流します。


――トレーニングメンバー3人の扱いについて


この3人(LO本橋拓馬 [帝京大学4年]/SO本橋尭也 [帝京大学2年]/FB矢崎由高 [早稲田大学2年])に関しましては、ファーストトラックさせたい、加速させたいと思っているので、特に注意を払って育てていきたいなというふうに思っています。どれだけ彼らが早く育つかというところにも関わってくるんですけれども、もしかしたら最初のテストマッチに選ばれるかもしれません。


本橋尭也

本橋尭也



――宮崎合宿について。以前言っていたようにスマートボールなども含めてAIを使うようなことは?



十分なお金がないので、新しいスポンサーさんが必要です(苦笑)。AIのスポンサーが新たに必要です。いろいろと調査というか調べさせていただいたんですけども、ソニーさんとミーティングをさせていただいたんですが、日本協会とも関係を持っているソニーさんなんですが、やはりそのプロジェクトを進行していく中で、十分なお金がなかったっていうところなのでそうは言っても引き続き調査を続けたいなと思います。


――バックアップメンバーで今回菅平に行っていなかったメンバーにどのように超速ラグビーを落とし込むのか


アシスタントコーチがそれをやっていくということになると思うんですが、正しい情報をどのように伝えるのか、そしてゲームに向けてどのように準備をしていくのかというところです。

ただ、日本代表のスタッフは素晴らしいスタッフが揃っているんですけれども、バックアップメンバーたちに対応できるスタッフがたくさんいるかというとそうではないので、アシスタントコーチがそこもちゃんとやっていかないといけないところかなと思っています。イングランド戦の後、ジャパンフィフティーンのゲームが2試合予定しておりますので、もしかしたらそこでプレイするポテンシャルがあるかもしれません。

――ジョージア戦、イタリア戦に向けては新しくメンバーを選び直すのか


まず勝つことを優先していきたいので、イングランド代表戦に向けてもベストの23人を選んでいきたいと思います。ジョージア戦そしてイタリア戦も同じです。ジャパンフィフティーンの試合に関しましては、若い選手たちを発掘していく、育成していくっていうことも兼ねておりますので、パシフィックネーションそしてマオリオールブラックスっていうのがそういう試合になってくるかなと思います。

私達はやはり勝つ癖をつけないといけません。勝ち癖をつけるためには勝つことしか唯一方法がないのかなと思いますので、そういう習慣をつけていきたいなと思います。


――シーズン中もリーチと頻繁に電話していたそうですが


プライベートな電話なのにそんなに公衆電話みたいに知られてるとは思いませんでした。いろんな話をさせていただいたんですけれども、彼は36歳で年齢も上になってきているので、彼の将来的なことをいろいろと話しました。私達は日本のラグビーに革命を起こしていくっていうスタート地点に立っておりますので、その上で彼はどういう役割を果たせるのか、また彼が自分でどういう役割を果たしたいのかなどを話しました。

何年か一緒にやっているので、正直に自分が見えていることだったりとか彼が臨んでいることだったりというのを話し合いました。彼はその次のワールドカップに行ける能力は十分にあります。それがイングランド戦、そこがスタートになっていくのかなと思います。
ただ、そこから毎試合毎試合違ってくると思うんですけども、永続的なこと、または維持的なことっていうことはない、セレクションはそういうものだと思っておりますので、選手たちに約束をしたりとかすることはできない。その日どういう状態でどういう人が必要なのか、そして次は何が必要なのかということ、それもリーチは十分に理解しておりますので宮崎合宿に向けて彼は本当に頑張ってポジションをゲットしにくるかなと思います。

――以前日本代表HC時代にもあったがユニークなルールは今回もあるか


菅平で面白いことを見たんです。夜中の3時に外から何か音が聞こえてきたんです。実はで二、三人の選手がアイスバスで真っ裸でアイスバスに入ってるところを見たんですね。誰も見てないだろうと多分思ったんだと思います。それが新しい選手たちのリラックスの方法になるかもしれませんね。誰だったかってのは言いません。なので答えはあまりないですね。本当に大人として対応していきたいなというふうに思っておりますし、毎日しっかりと練習ができるように準備をしていくことです。


――オーウェン・フランクスはクルセイダーズのシーズンが終わったらコーチングキャリアを始めるのか。スクラムコーチは誰なのか。


ニール(・ハットリー)がコーディネーターなので一緒にスクラム指導をしていくことになると思います。オーウェンの兄弟にハリケーンズ時代にあったんですが、同じように本当に彼らはプレーヤー時代からコーチみたいな存在だったので、生まれ持ったコーチと言っても過言ではないかなと思います。

彼らのお父さんはかなり評価の高いS&Cコーチをやっていたってこともありますので、オーウェンがコーチになるということを聞いて、すぐに彼に連絡をして、私にとっては簡単な決断で、彼もすごく興味を持ってくれていたのでコーチになる運びになったんですけれども、彼の兄弟もダイナボアーズの方でコーチをされているので、かなり日本のラグビーには貢献をしてくれることを期待しております。

やはり超速ラグビーをするにおいて、スクラムそしてラインアウトはかなり重要になってきますので、ビクター・マットフィールドもそこはかなり期待しているところです。

オールブラックスを破りたいですからね。多分この中にいる誰もが勝てないと思ってますよね。だからこそ私たちが掲げるこれがチャレンジなんです。そうしたら本当に日本ラグビーというものを上に上げることができるかなって思います。


――個人の話になりますけれども、高本幹也は今回バックアップメンバーで合宿メンバーに入らなかった


彼にとって最初のシーズンとなったリーグワンですけれども、若い10番として本当素晴らしいプレーを見せてくれたかなというふうに思います。その上でいろいろと改善をしたり向上し続ける必要があるかなと思いますが、マオリオールブラックス戦で機会があったら、そして彼がしっかりと準備ができていたら、プレーができるポジションになるのでぜひ準備をしてもらいたいなというふうに思います。彼がどういうことをしていかないといけないかっていうことについては、彼と一緒に話をしていきたいと思いますが、サントリーで素晴らしい1年目を過ごせたかなと思います。


高本幹也

高本幹也



――それはバックアップメンバーの他の選手についても同じ


可能性あります。


(最後に)皆さんが日本のラグビーに尽力してくださることに本当に感謝します。皆さんのサポートに感謝します。もし何か不満があればそれを解消するように努めますので、議論しましょう。次の4年はジェットコースターに乗っているような日々です。アップダウンはあると思いますが、日本国民が誇りに思うようなチームを作り上げます。ありがとうございました。




ラグビー日本代表・宮崎合宿メンバー

FW:21名
PR岡部崇人(横浜キヤノンイーグルス/0キャップ)
PR竹内柊平(浦安 D-Rocks/3キャップ)
PR為房慶次朗(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ/0キャップ)
PR三浦昌悟(トヨタヴェルブリッツ/9キャップ)
PR茂原隆由(静岡ブルーレヴズ/0キャップ)
PR森山飛翔(帝京大学2年/0キャップ)
HO坂手淳史(埼玉パナソニックワイルドナイツ/41キャップ)
HO佐藤健次(早稲田大学4年/0キャップ)
HO原田衛(東芝ブレイブルーパス東京/0キャップ)
LO/FL下川甲嗣(東京サントリーサンゴリアス/5キャップ)
LOワーナー・ディアンズ(東芝ブレイブルーパス東京/11キャップ)
LO/FLリーチ マイケル(東芝ブレイブルーパス東京/84キャップ)
LOサナイラ・ワクァ(花園近鉄ライナーズ/2キャップ)
FLベン・ガンター(埼玉パナソニックワイルドナイツ/8キャップ)
FLサウマキ アマナキ(コベルコ神戸スティーラーズ/3キャップ)
FLアマト・ファカタヴァ(リコーブラックラムズ東京/7キャップ)
FL福井翔大(埼玉パナソニックワイルドナイツ/3キャップ)
FL山本凱(東京サントリーサンゴリアス/0キャップ)
NO8ティエナン・コストリー(コベルコ神戸スティーラーズ/0キャップ)
NO8テビタ・タタフ(ボルドー(仏)/16キャップ)
NO8ファウルア・マキシ(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ/5キャップ)
 

BK:14名
SH小山大輝(埼玉パナソニックワイルドナイツ/0キャップ)
SH齋藤直人(東京サントリーサンゴリアス/19キャップ)
SH藤原忍(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ/0キャップ)
SO松田力也(埼玉パナソニックワイルドナイツ/37キャップ)
SO李承信(コベルコ神戸スティーラーズ/11キャップ)
CTB尾﨑泰雅(東京サントリーサンゴリアス/0キャップ)
CTBシオサイア・フィフィタ(トヨタヴェルブリッツ/13キャップ)
CTBディラン・ライリー(埼玉パナソニックワイルドナイツ/18キャップ)
WTB/FB髙橋汰地(トヨタヴェルブリッツ、1キャップ)
WTBヴィリアメ・ツイドラキ(トヨタヴェルブリッツ/0キャップ)
WTBジョネ・ナイカブラ(東芝ブレイブルーパス東京/8キャップ)
WTB根塚洸雅(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ/1キャップ)
WTB/CTB長田智希(埼玉パナソニックワイルドナイツ/7キャップ)
FB/SO山沢拓也(埼玉パナソニックワイルドナイツ/6キャップ)

※トレーニングメンバー(練習生)3名
LO本橋拓馬 (帝京大学4年)
SO本橋尭也 (帝京大学2年)
FB矢崎由高 (早稲田大学2年)


バックアップメンバー<33 名>

※バックアップメンバーは、チームコンディションに応じて随時、日本代表に招集される可能性のある選手

FW:14 名

PR淺岡俊亮 (トヨタヴェルブリッツ)
PR眞壁照男 (東芝ブレイブルーパス東京)
PR小鍛治悠太 (東芝ブレイブルーパス東京)
PR小林賢太 (東京サントリーサンゴリアス)
PR森川由起乙 (東京サントリーサンゴリアス)
HO堀越康介 (東京サントリーサンゴリアス)
HO松岡賢太 (コベルコ神戸スティーラーズ)
LO秋山大地 (トヨタヴェルブリッツ)
LO桑野詠真 (静岡ブルーレヴズ)
LO小瀧尚弘 (コベルコ神戸スティーラーズ)
LO田島貫太郎 (明治大学)
FL青木恵斗 (帝京大学)
FL福田大和 (帝京大学)
NO8シオネ・ブナ (静岡ブルーレヴズ)

BK:19名
SH飯沼蓮 (浦安 D-Rocks)
SH土永旭 (京都産業大学)
SO伊藤耕太郎 (リコーブラックラムズ東京)
SO奥村翔 (静岡ブルーレヴズ)
SO高本幹也 (東京サントリーサンゴリアス)
CTB池田悠希 (リコーブラックラムズ東京)
WTBネタ二・ヴァカヤリア (リコーブラックラムズ東京)
WTB高本 とむ (リコーブラックラムズ東京)
WTBマロ・ツイタマ (静岡ブルーレヴズ)
WTB濱野隼大 (コベルコ神戸スティーラーズ)
WTB松永貫汰 (コベルコ神戸スティーラーズ)
WTB山下楽平(コベルコ神戸スティーラーズ)


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