ウェールズとのテストマッチ2連戦を1勝1敗で終えたエディージャパンこと、ラグビー日本代表。フロントローを託されるHO原田衛、PR竹内柊平の2選手に試合後話を聞いた。
HO原田衛

原田衛
結果に繋がらなくてすごく残念。前回の試合みたいな感じで、前半あんまりうまくいかなくて後半すごく盛り返したんであともう一歩だったと思います。後半はミスが多くて、相手に流れを持っていかれたのが最後のトライに繋がったかなと思います。

(スクラムの組み方で相手が何か変えてきた?)あんまりなかったですけど、そんなプレッシャーかけれる感じもなかったので、そこは次に活かしたい。
マイボールのときは押そうと思っていたんですけど、8人でマイボールということがなかったですし、スクラム数もあまりなかったんですけど。
(エディーHCがあまりコンテストさせてもらえなかったと言ってましたが)そうですね。最初のバインドからちょっと前に入ってフリーキックになってし、あんまりちゃんと組もうとはしてこなかったですね。
(北九州での暑さとは違う?)そうですね。少し湿度が高くてなんかやりづらい感じがありました。

(去年と今年のチームの違い)去年は勝っていかなったので、結果1勝できたということと、ディフェンスのところで粘れるチームになってきたのかなと。あとは一つひとつの制度をもうちょっと上げていかないといけないかなと思います。
(ウェールズに1勝1敗)1勝できたというのは、日本にとっても良かったと思うんですけど、本気のウェールズにこう結果が出なかったということは受け入れないといけない。エディーさんも言ってましたけど、最初の10分でインテンシティ変えてくるというのは負けたチームならそうなると。それが思ったよりプレッシャーかけられてしまいましたね。
PR竹内柊平

前半終了間際に決めた竹内柊平のトライ
(トライは)嬉しかったですけど、個人のトライではあくて、間違いなくその前のスクラム、ラインアウトそこからみんなの遂行力があって、自分がピックしたところも、ルア(ファウルア・マキシ)さんが相手をどけて完全に前を開けてくれてできたので、チームが生んだトライだと思っています。
(前半の終盤に交代になったところ)スクラムのプランについては3人で話していました。初戦は結構近くで組んでくるスクラムだったんですけど、2戦目は3番の選手が代わって、すごく遠く離れるスクラムを組んできていたので、それに対して結構乗られたりされているのを、いち早く(江良)颯が気づいて「TKさん、(木村)星南さん、近くで組みましょう」と。自分たちの間合いと低さで組んだら絶対いけます、といった結果があのファーストスクラムです。

交代直後のファーストスクラムでペナルティを獲得。江良と喜ぶ竹内
エディーさんが以前、前半からでもいくかも、というようなことを話されていたのはいたので、リザーブである以上、怪我したら前半2分でも出ることもありますし、試合に出る準備はこの1週間いい準備できてきたつもりだったので、どこで出てもパフォーマンス出す自信はありました。

(スクラムのこだわりは?)出せました。自分たちはずっとスクエア(で押す)という画を見せれたんで、相手はまたぐちゃぐちゃ周ったり、落としたり引いたりしていました。そこに対して僕達はしっかりと強くヒットして、そこから低くなるんですけど。それは前半のパックでもできていたかなと思っていました。

(スティールについて)あそこは狙われていたと思います。僕らのシステムの一番重要な部分に邪魔な人を入れたりとか、結構スティールを狙っていましたね。一人というより組織として。レフリーの見えないところで、ラックにいく選手に対して、ラックに寄る前に体を一回あててちょっと送らせたりとか計算されていたスティールだったので、それがインターナショナルとかプレミアシップとかですごい鍛えられていますよね。そこは言い訳なしに、それでもボールを保持出来るようにならないといけないと思います。
後半とか、特に足が止まっている時間帯で、相手のリザーブ選手がそれを結構してきて、前半から出ている選手がスティールを狙うというシーンがあったので、悔しいですね。

(宮崎の前には所属先は…)そうですね。動きはありましたが、ポジティブです。やっぱりテストマッチの活躍を評価していただけていますけど、まだまだ言える段階ではないです。