12月27日に開幕した第95回全国高校ラグビー大会は1日、ベスト8をかけた8試合が行われた。
天理が苦しい時間帯を守りきり深谷に勝利しベスト8進出!深谷はチーム初のベスト8ならず。
天理(奈良)31 − 23 深谷(埼玉)
2回戦でシード校の常翔学園に勝利した天理と1回戦で尾道(広島)、2回戦で新潟工業(新潟)に勝利し3回戦進出を果たした深谷の試合。先制したのは天理。前半6分、敵陣22m内側のモールから一気にドライビングでインゴールへ。HO竹内理斗(2年)がトライ。高校日本代表のSO村田拓朗(3年)のコンバージョンも決まって7−0。しかし深谷は14分、自陣22m内側で相手ボールをターンオーバーするとSOがボールを天理陣内へ蹴りこむ。すると深谷FB山沢がチェイス。ボールを一度冷静にキックしインゴールへ転がすと落ち着いてグラウディング。5−7とする。18分、7番がブレイクしさらに13番につないて22m陣内へ攻め込むと休まず攻撃を重ね、最後は14番がトライ。12−5とリードを広げた。さらに直後のキックオフから天理SOがブレイクすると一気にゴール前へ攻め込みHO山川力優(3年)が相手ディフェンスを2人引きずりながらもボールをグラウディングしトライを決め17−5とする。
深谷は24分、敵陣22m内側のラックからボールをターンオーバーすると、天理がペナルティー。深谷はショットを選択し8−17と点差を縮める。しかし天理も27分、敵陣22m手前のスクラムからCTB津田剛希(3年)がディフェンスラインを突破し24−8とする。
深谷も負けてはいない。29分、敵陣22m手前のラインアウトをマイボールキープすると一度近場でポイントをつくりフラットなパスでラインへ展開。CTB森田至がラインブレイクしゴール中央へトライを決め15−24と深谷が追い上げて前半を折り返す。
後半チャンスを得たのは深谷。後半9分ゴール前10m付近でラインアウト。深谷はFWでフェイズを重ね右サイドから中央へポイントをずらしていく。フェイズを重ねること12回。深谷がノックオンでこのチャンスを活かすことができない。天理ボールのスクラム。SHのパスが乱れインゴールで10番がボールを前にこぼしノックオン。深谷に再びチャンスが訪れる。深谷はスクラムからNO8平山が自らボールをキャリー。ディフェンス2人に絡まれるも右手一本を伸ばしトライ。20−24と天理に迫った。
15分、WTB遠藤が自陣からビックゲインし天理のオフサイドを誘い深谷はショットを選択。山沢が決めて23−24とついに1点差まで追い上げる。互いにキックを交えたエリアの奪いで互角の展開。25分、天理は相手ラインアウトのミスから22mライン内側へ攻め込むと左サイドのラックから、右へ大きく展開。最後はCTB竹田英司(2年)が右サイドへトライ。林田のコンバージョンも決まって勝負あり。天理が31−23で深谷に勝利しベスト8進出を決めた。
大阪桐蔭が9トライを奪い、関商工に快勝
大阪桐蔭(大阪第2)55−7 関商工(岐阜)