12月20日(日)、東京・秩父宮ラグビー場ではラグビー大学選手権のセカンドステージ・第2節のプールB2試合が行われた。1試合目は早稲田大が朝日大を71-12で下した。2試合目は東海大が61-5と天理大を圧倒し2連勝。東海大は勝ち点を15に伸ばし、第3節を残してプールB首位を決めて、2シーズン連続の準決勝進出を決めた。
関東リーグ戦王者の東海大に、関西2位の天理大がどこまで迫れるか、が焦点だった。だが、前半、東海大は攻守にわたってすばらしいラグビーを見せた。
まずディフェンス。天理大の横に速いアタックに対して、前に出るのではなく、しっかりと内から流れるディフェンスで相手の攻撃を押さえ込んだ。相手のBKの中心選手であるCTBジョシュア・ケレビ(3年)にゲインされたこともあったが、ゴールラインを割らせなかった。
先制トライは、そのディフェンスからだった。6分、東海大のWTB近藤英人(4年)が、判断良く前に出て、相手のパスをインターセプト。そのまま70mほど走りきってトライ、SO野口大輔(4年)がゴールを決めて7‐0。
アタックでは、FWがしっかり前に出てリズムを作った。16分、WTB石井魁(4年)が、ラックサイドで、相手のタックルを受けながらも抜け出し、自慢の快足を見せて中央に飛び込み14‐0。さらにFWが前に出たところで、CTBオスカ・ロイド(4年)のショートパスに、CTB池田悠希(2年)が、アングルを変えて走り込みラインブレイク。最後は右に展開し、再びWTB近藤がトライ(21‐0)。