ラグビーワールドカップ2015イングランドは、激しい予選プールを突破した上位8チームによるノックアウト方式のトーナメント戦がスタートした。ファーストマッチは、日本代表のプールBを1位で通過した南アフリカと、「死のプールA」を2位で通過したウェールズが、トゥイッケナムで対戦し23−19で南アフリカが接戦をものにした。
STATS
タックルの数でウェールズが189と、南アフリカが攻めに攻めるもスコアできない試合展開だったことが分かる。実際、試合は75分まで南アフリカがビハインドの状態だった。
1stHalf
前半を振り返る。モメンタムを見てもらえば一目瞭然だが、9分の南アフリカがPGを決めるまで、ボールは南アフリカ陣内で試合が進められている。ウェールズが前半の10分流れを作っている。
ウェールズは自陣深くに攻め込まれることはなかたものの、自陣でペナルティーを犯し、南アフリカSOポラードにPGを決められリードを許す。
南アフリカは敵陣でPKを獲得すると、徹底してショットを選択。ポラードが3の3で確実にスコアを積み上げていった。
ウェールズは18分に、SOビガーがハーフウェイ付近でショートパントを蹴り上げ、そのボールを自らキャッチし前進。最後はSHデービスに繋ぎトライ。さらに前半終了間際にビガーがドロップゴールを決め、13-12とウェールズがリードして前半を折り返した。