静岡でネクストステージに挑む―五郎丸歩氏引退記者会見 | ラグビージャパン365

静岡でネクストステージに挑む―五郎丸歩氏引退記者会見

2021/06/14

文●編集部


14日、今シーズンで現役引退をした五郎丸歩(ヤマハ発動機)氏が引退記者会見を行い、これまで在籍したヤマハでの思い出、そして2015年ワールドカップでの成功、そして自国開催となった2019年、日本ラグビーの発展のためにラグビー人生を注いだ現役生活を振り返った。

また気になる今後の進展については、10日に発表があった、新リーグ参入に向けてヤマハ発動機が設立する新会社のマネジメントに携わり、そのまま静岡に残って活動を続ける。


「最終戦に立てず、自分のプレーを見せることができず引退を迎えたこと、これも自分の人生、そしてプロの厳しさ。この悔しさは次のステージの最大の活力にしていきたい。」


現役最終戦となった、クボタ戦ではノンメンバーと共に出場選手を見守った


現役最終戦から1ヶ月半経った今の心境を質問されると「スッキリした気持ち。後悔はないですし、次のステージにむかって今は力を溜めておきたい」と答えた。

コーチとしてではなく、マネジメントという新しい道を選んだ理由としては、「もともとマネジメントについては興味がありました。海外クラブでの経験もありますし、新社長の山谷さんと話しをして、新しくできるクラブの魅力を感じましたし、エコパをラグビーの聖地化をしていこうという静岡県とも一緒に動いていく、このクラブしかできないことがわかりました。」と話した。

「トップレベルのコーチングはしませんが、子どもたちに対してコーチングするようなことはこれまでどおりやっていきたい」とも話した。

「単にお飾りのようなアンバサダー的な役割ではなく、このクラブのプロ化に向けて静岡に住んで、クラブと共に進んでいくつもりです」

と決意は固い。


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現役生活について振り返ると「これまで勝利することが当たり前だった早稲田大学に在籍して、1年生の終わりにはヤマハというチームを選びました。次のステップはまだ日本一になったことの無いチームで一緒に成長していこうと思っていました。リーマンショック等で順風満帆ではありませんでした。一度はプロをやめ、広報宣伝部に所属して、社業も頑張りラグビーにも励みました。2015年の日本選手権(優勝)は今でも記憶に残っていますし、静岡のピッチに支えられた」と話した。

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