帝京大・サントリーサンゴリアスと常勝集団のキャプテンを務めてきた男が、「勝利」に飢えていた。ヒトコムサンウルブズ共同キャプテン・SH流大(ながれ・ゆたか)。東京での最終戦での初勝利を挙げた喜びはすぐに胸の内にしまい、すでに5月19日のストーマーズ戦、そしてその先を見据えている。
「ブルーズ戦・ワラターズ戦の後がきつかった」
――やっと10戦目のレッズ戦で今季初勝利を挙げました。
もちろん、正直、1勝が遠かったので、ホッとしましたがホッとしたのは一瞬です。次の試合があることは意識しました。(レッズ戦が)最終戦だったら、これで終わり、勝てて良かった(となるかもしれない)が、これから6勝するチャンスがあるのでそこに向けてという感じです。
――9連敗中はやはりいろいろ大変でしたか?
ブルーズ、ワラターズに負けた後くらい(がきつかった)。南アフリカで、ライオンズと2点差(での敗戦)だったので、やれるという実感があっても負けてしまいました。