開幕8連敗。大きな期待の反動で、サンウルブズへのプレッシャーはさらに高まってしまった。刺激的な見出しの記事もある中で、来週から始まるNZツアー。クルセイダーズとハリケーンズ、スーパーラグビーの中で上位となる2チームとの対戦にむけて、マインドセットを切り替えていかなければならない。だからこそ、サンウルブズの現状を冷静に見ていきたい。田邉淳スキルコーチに試合後話を聞いた。
前半いい試合をしていたが、後半、間違いなくグラウンドレベルで感じたのは疲れて個々の動きになったのと、コンタクトエリアで受け身を受けてしまって、オフロードをつながれ1パス、2パスで相手に勢いがついてしまったというのがあったのかなと思います。
前半はディフェンスでプレッシャーをかけられたと思うし、やりたいディフェンスができた。でもターンオーバーが起きたときに1,2つ蹴るのが早かった場面もあったし、そこで我慢できればトライもできたかなと思います。
――後半は風上でした。
予報では後半は南風になるので、前半風下、後半風上というプランでした。でも相手がボールキープしていて敵陣に入れなかった。ターンオーバーしてボールをキープし続けて、(そこから蹴って)背走させたりして、テリトリーにフォーカスできれば、3点、6点、9点とスコアボードにプレッシャーを与えられたのではないかなと思います。