スーパーラグビー・サンウルブズは第9節、ジャガーズと秩父宮で対戦した。対戦相手のジャガーズはサンウルブズ同様、今シーズン参入したアルゼンチンチーム。ここまで第1節のチーターズに勝利しているもののその後連敗が続いていて、さらにこの試合が4週連続で行われるアウェイ戦の最終戦であった。
試合開始直後、両チームにハプニングが発生。ハイボールキャッチの争いでサンウルブズWTBロロヘアと、ジャガーズFBトゥクレットが接触。二人とも負傷退場となり、サンウルブズは笹倉康誉、ジャガーズは、チーム最年少ながら将来のアルゼンチンのキープレーヤーとなる可能性が高い、エミリアーノ・ボフェリが途中出場となる。
先制したのはサンウルブズ。ジャガーズが自陣10m付近のブレイクダウンでペナルティーを犯すと、SOトゥシ・ピシが確実にPGを決め3−0とする。しかしジャガーズもSOファン・マルティン・エルナンデスのハイパントに反応したボフェリがサンウルブズ陣内22m内側でジャンピングキャッチし、チャンスを掴む。強力FWでフェイズを重ね、再びエルナンデスがゴール前のスペースに蹴りこむ。ここは笹倉が何とか対応するも、オブストラクションのペナルティー。ジャガーズはゴール前のラインアウトモールからFWで攻め、キャプテンのPRクレービーがトライを決め逆転に成功する。