2014日本代表春シーズンを振り返る(4)・10連勝をかけたイタリア戦、さらなる進化を目指す今後のジャパンとは | ラグビージャパン365

2014日本代表春シーズンを振り返る(4)・10連勝をかけたイタリア戦、さらなる進化を目指す今後のジャパンとは

2014/07/21

文●編集部


歴代初の10連勝、世界ランキング10位を果たしたエディ・ジャパンの春シーズンをラグビージャパン365スーパーバイザーの大友信彦氏と全試合現地で取材を敢行したスポーツライターの斉藤健仁氏が振り返るスペシャル企画!

最終回は、10連勝をかけたイタリア戦との大一番と春シーズン全体を振り返ります。

イタリア戦はこの春シーズン、最大のターゲットだった

リポビタンDチャレンジカップ2014
2014/6/21(土)イタリア代表戦 26-23 ◯ (秩父宮)

大友信彦氏(以下、大友) スクラムの勝利を重ねてきた今年の春シーズンを象徴するような試合でした。イタリアも(PRマルティン・)カストロジョバンニと、(NO8セルジオ・)パリセがいなかったとはいえ、全員がシックスネーションズに参加しているし、一人一人のレベルは高かった。そういう相手に全く引けをとらなかった。

斉藤健仁氏(以下、斉藤) イタリアは欧州6カ国対抗の一角なので、やはり、この試合が春シーズンの一番のターゲットだったと思います。相手は強豪とばかり対戦していたので、世界ランキングでは日本より下でしたが、やっぱり強かったと思います。

サウのトライ!

サウのトライ!

大友 見ていて感じたのは『堀江ってすごいな』ということ。堀江のフットボーラーとしての能力は本当にすごい。ラインアウトはうまくいかない部分があったが、スティーブ・ボーズウィックがチームに合流したのがカナダからだったし、スクラムに比べるとこれから精度を上げていく部分になってくるでしょう。練習をみているとリフトを上げる早さや、もう一段高く上げ、最高到達点に正確なボールをなげる取り組みを繰り返している。一日二日で完成するものではないでしょう。

斉藤 日本のプレッシャーが良かったとも言えますが、相手のミスが多かったことと、モールで最後、トライを取られなかったことが大きかった。もちろん、日本代表が後半、16次攻撃と粘りを見せて、マレ・サウが良い形でトライをとり、スクラムにこだわりがあるイタリアを相手に、互角に戦えていたことも勝った要因になったと思います。

 

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