「3連覇を取りに行きます」
開幕まで2カ月を切ったリーグワン2025-2026に向け、10月16日に行われた定例会見で、ブレイブルーパス東京のトッド・ブラックアダーHCが明言した。
昨季はトッドHC、リーチ主将とも開幕前から「連覇という言葉は使わない」と言い続けたが、一転しての「3連覇宣言」。トッドHCはその理由も明言した。
「2連覇したチームでなければ3連覇を目指すことはできない。3連覇を目指せるチャンスはもう二度とないかもしれない。特別なチームとしてそのチャンスに臨めることにワクワクしています。それは私たちだけでなく、会社、サポーター、家族、コミュニティ、メディアのみなさんと一緒に取り組んで、その道のりを楽しんで、成し遂げられたらいいね」

トッド・ブラックアダーHC
3連覇は難事業だ。トップリーグ時代、前身の東芝ブレイブルーパスは2004-2006年度に3連覇を飾ったが、2度目の連覇は2008-2009年度の2連覇でストップ。その後、パナソニック(現埼玉)が2013-2015年度に3連覇を達成したが、トップリーグからリーグワンへの移行期に挑んだ連覇も2020-2021、2021-2022の2連覇でストップ。サントリー(現サンゴリアス)もトップリーグ時代に2度、2連覇を飾ったが3連覇は果たせなかった。
日本だけではない。スーパーラグビーも、1996年の設立以降、3連覇はクルセーダーズが2度あったが、ブルーズ、ブルズ、チーフスは3連覇に挑み、果たせなかった(1998-2000年、2017-2019年。2020年以降は枠組みが変わったのでここでは触れない)。