東京2020・7人制ラグビー男子日本代表はメダル獲得にむけ戦ったが、11位という厳しい結果となった。「ミスターセブンズ」こと、桑水流裕策(ナナイロ プリズム福岡HC)氏に、東京五輪の振り返りと、3年後のパリ五輪でメダルを獲得するために取り組まなければならないことを訊いた。
元セブンズ(7人制ラグビー)日本代表の桑水流裕策です。
リオ五輪後にジャパン(セブンズ日本代表)は一度、引退しましたが、19年7月末から20年3月までジャパンに復帰して、もう一度、東京五輪を目指しました。ですが、東京五輪が延期されて、3ヶ月先に見えていたオリンピックが1年3ヶ月後になり、先が見えず、気持ちを切り替えることができなかったのでスコッドを辞退しました。
現在は、セブンズの普及と競技力向上を目指し、「ナナイロ プリズム福岡」でヘッドコーチとして女子セブンズの指導にあたったり、「九州アイランドセブンズ」などセブンズの大会を企画、運営したりしています。
7月26日~28日、オリンピックの男子ラグビーが終わりました。
結果は、前回大会に引き続きフィジーが金メダルを獲得し、メダル獲得を目標に掲げていたジャパンの結果は11位となりました。
ジャパンのオリンピックメンバー12名が発表された際、セブンズの世界で長らく一緒に戦い、セブンズの経験や理解力があり今大会でも中心選手になると思っていた坂井(克行)が選ばれなかったことには、正直不安を感じました。