7月16日から開幕した第9回全国高校7人制ラグビー大会は最終日、カップ、プレート、ボウルの3つのトーナメントに分かれ順位決定戦が行われた。
カップトーナメント(1位トーナメント)決勝戦は4度目の優勝を狙う東福岡(福岡)と初優勝&2冠を目指す報徳学園(兵庫)の激突となった。両者は春の選抜でも決勝まで進出したが、コロナ禍の影響で試合は中止され、報徳学園が初優勝していた。
報徳学園は「先制パンチして圧倒する」(村田大和/3年)、東福岡は「報徳学園の2冠と止める」(石原幹士/3年)と、両校ともに気合いは十分だった。
試合はいきなり動く。キックオフ直後、「緊張していたかもしれない」(大川虎拓郎主将・東福岡)と反則を犯すと、クイックリスタートした報徳学園は自陣からアタックをしかけ、伊藤利江人主将(3年)がキレのあるステップで抜け出して先制トライ。自身でゴールも決めて7-0。