ラガーメンおもしろ話・2「トンガって国は・・・他」 | ラグビージャパン365

ラガーメンおもしろ話・2「トンガって国は・・・他」

2013/01/02

文●大友信彦


大反響をいただいた「ラガーメンおもしろ話」の第2弾!おもしろくもかわいらしいラガーメンたちが紡ぎだすショートストーリー!

哀れ、往復ピンタを食って鼻血出したワンチャンの行く末やいかに

のちに関西のS大監督になるKさんが、お祭りに出かけた際に夜店で金魚を2匹手に入れて帰ってきた。合宿所に帰ると彼は1年生を呼びつけ、「金魚鉢持ってこい!(それですぐ出てくるのがM大合宿所の凄いところだ!)。赤い金魚と黒いデメキンとの2匹、目の中に入れても痛くないといった様子で可愛がっていたという。

ところがある日、「金魚係」の1年生が異変に気づいた。金魚ちゃんが1匹、腹を上にして浮かんでいるのだ。「すわ一大事、Kさんに知れたら大変だ!」。幸い4年生は練習で合宿を留守にしている。

Kさんが帰ってくる前に「黒いデメキン」を1匹手に入れねばならん!1年生は手分けして八幡山じゅう、いや電車に乗って新宿、渋谷までを探し回り、ようやく1匹だけ黒デメキンを手にいれることができた。しかし、前のよりもやや大きい。

合宿を終えてK先輩が帰ってくる。
「ぼくの金魚ちゃん、金魚ちゃん…あれ? ちょっと違うなあ…。大きくなったなあ」ここでバレでは苦労が水の泡。1年生は必死にフォローする。

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