ラグビーのNTTリーグワン2023-2024は前半戦の6節を終了。クロスボーダーマッチによる中断期間に入った。クロスボーダーマッチの時期との関係上、リーグ戦16試合に対して消化試合は3分の1強という微妙な試合数ではあるが、リーグワンD1はここで3週間のインターバルに入る。このタイミングで、D1前半戦の各チームの戦いぶりを数字で振り返ってみる。
ここまで6戦全勝で来ているのは埼玉ワイルドナイツとブレイブルーパス東京の2チーム。しかし数字を見ると両者の戦いぶりには違いが見えてくる。
ワイルドナイツは得点340、トライ51、コンバージョン32とすべてリーグ最多。失点89、失トライ13、コンバージョン9、失PG2もすべてリーグ最少。非の打ち所のない数字だ。
同じく全勝ながら2位のブレイブルーパス東京は数字にちょっと違いが見える。得点207、トライ数29は全体5位(ただしコンバージョン数は3位にランクアップ。これはモウンガのコンバージョンの賜物!)と、得点力は中位止まりだ。しかしDF面を見ると、失点132、失トライ15ともワイルドナイツに次ぐ2位。特に失トライはわずか2差だ。
それは3位の東京サンゴリアスにも通じることで、得点214、得トライ30はともに4位。DF面ではさらに振るわず失点163も全体7位、失トライ25は全体9位に留まる。NO1の数字を残したのは被コンバージョン成功率.520。相手トライ後のコンバージョン成功率はコントロールできないものにも思えるが、真ん中にトライさせていないこと、及び相手キックにプレッシャーをかけていることが考えられる(チェスリン・コルビの加入効果かも?)これもサンゴリアスが接戦を拾い、5勝1敗と白星を先行させている要因かもしれない。