東大ラグビー部「収穫期」前編 | ラグビージャパン365

東大ラグビー部「収穫期」前編

2012/07/11

文●大友信彦


 

体格で明らかに劣り
足の速さも段違い。
しかし彼らは走り出すタイミングの早さと
足下に突き刺さる迷いのない激しいタックル
そして瞬時に集結するすばやさを持っていた。

東大が日体大を破ったことは
今季最大の事件だったがそれは同時に
ジャパンが世界と対時する際の理念型ともなった――。

2000年度シーズン
国内ラグビーシーンに衝撃を与えた最高学府の躍進を振り返る!


 

20世紀の最後から21世紀の初めにかけてのシーズン。それなりにいろんな出来事があったけれど、一番のニュースはコレじゃないか。

東大が日体大を破る!

東大とはいわずと知れた我が国の最高学府、東京大学である。対して日体大とは、体育教師の養成機関として、そして頂点を目指すアスリートが全国から集結する名門として知られる日本体育大学だ。口の悪いヒトは「脳味噌が筋肉でできてる」などと揶揄したりもするが、そんな精鋭フィジカル・エリートたちを、筋肉まで脳味噌でできてるような秀才集団がやっつけてしまったのだ。「ふーん」と聞き流すわけにはいかないんじゃないか。

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