東大ラグビー部「収穫期」後編 | ラグビージャパン365

東大ラグビー部「収穫期」後編

2012/07/12

文●大友信彦


 

主将の大芝は、試合の1週間前から
毎晩、青学戦の夢を見た。夢は、必ず
勝利で終わり、「ああ、よかった」と
安心したところで目が覚めた。


「ウチはとにかく自信がない。『日体大には勝てるぞ』と僕が言っても、ホントか?と思ってるヤツがいましたから」と大芝は言う。過去3シーズン、公式戦の勝利が入れ替え戦だけという成績ではやむをえないが、歴史に培われた自信のなさは、圧倒的に優勢だった日体大戦でも顔を出した。「絶対にトライという形でも、個人的な判断ミスで取りきれない場面が多い。パスを通す自信がないせいか、自分で行って捕まってしまうんです。まあ、ラグビー歴の浅い人間ばかりだから仕方ないんですが」

プレミアムコラム

この記事の続きを読む。

購読手続をすると全ての内容をお楽しみいただけます。
メールアドレス
パスワード

記事検索

バックナンバー

メールアドレス
パスワード
ページのトップへ