NO8ジャクソン・ヘモポ、FB小泉怜史に訊くー終盤の連戦、ここからが正念場のダイナボアーズ | ラグビージャパン365

NO8ジャクソン・ヘモポ、FB小泉怜史に訊くー終盤の連戦、ここからが正念場のダイナボアーズ

2024/03/13

文●編集部


ディビジョン1昇格後初の3連勝をかけて三菱重工相模原ダイナボアーズは、ホーム・相模原でコベルコ神戸スティーラーズに挑んだ。19のペネルティを獲得。さらに後半は数的優位のアドバンテージを得るが、スコアに結びつけることができず敗れた。

ここからシーズンは終盤の連戦が続く。強度があがり各チームけが人が即出。まさにチーム力が問われる試合が続く。ダイナボアーズも次なる相手は、現在2位の東芝ブレイブルーパス東京だ。スティーラーズ戦でトライを決めたNO8ジャクソン・ヘモポとFB小泉怜史に試合後話を聞いた。

NO8ジャクソン・ヘモポ

ジャクソン・ヘモポ

ジャクソン・ヘモポ



今日はフィジカルバトルで負けてしまった。簡単に相手にボールを与えてしまい、自分たちのリズムが作れなかったし、やりたかったこともできなかった。スティーラーズにはXファクターの選手が多く、10番のガットランドもそうですし、それ以外にも勢いのある選手がいっぱい揃っているので相手にスペースを与えてしまうと自分たちのディフェンスシステムができなくなるということは試合前からわかっていましたが、それを相手にやらせてしまいました。


何か変えないといけないかというより、やっぱり気持ちの部分が大きいかなと思います。ここ2試合、勝ちましたが、完璧な試合をしたというわけではなかったんで。セットピースでプレッシャーをかけられても、自分たちのメンタルのタフさで粘り続けて最終的に勝つことができていたんですけど、今日はそれがなかったというのも勝てなかった理由の一つかな。

風上の後半、何度もゴール前まで攻め込むシーンが見られた

風上の後半、何度もゴール前まで攻め込むシーンが見られた


これからの試合にむけて一番は、自分たちがベストな時は、ダイレクトにまっすぐ行くときなので、そこを東芝戦でもできたらいいバトルができると思うよ。自分たちの強みを信じて、どれだけ遂行できるかが本当に必要だと思う。

(東芝も神戸同様にフィジカルに自信をもっているチームです)自分の中ではダイナボアーズもフィジカルは強いチームだと思っています。今日は相手に受け身になってしまい、自分たちがフィジカルで弱いような印象を与えるようなパフォーマンスだったと思う。そこは自分たちでもう一度自分たちを鏡でみるように見直さないといけない。もう一度自信を持って、フィジカルを活かしてプレーできるように、堂々とプレーすることが大事だね。

FB 小泉怜史

「3度目の正直」嬉しい初トライ

「3度目の正直」嬉しい初トライ



静岡から毎回インゴールまでボールを運んでいるんですけど、なかなかトライになっていなかったんですが、今日はしっかりTMOもあったんですけどトライを認定されて、ほっとしています。3度目の正直かなと。やっと取れたという感じです。

神戸のペナルティは19。ゴール前の部分でボールを中々出せなかった

神戸のペナルティは19。ゴール前の部分でボールを中々出せなかった



ゴールラインに近づいた時ほど(相手の)ペナルティでマイボールだせなくて、タッチに出したんだけどその後のモールでもなかなかトライが取れないシーンが結構多かった。そこはあんまり自分たちのペースでにすることはできなかった。そこはゴール前に行ったら取り切るというのは今後必要になってくると思います。

アタックについては、ジョー・マードックが来て、やるべきこと、何をすべきかというのが明確になってシンプルになったかなと思います。今日の試合では相手のディフェンスはあまり上がってこないということだったので自分たちからプレッシャーを与えるためにディフェンスのラインスピードを上げていくということはFBとして出来たかなと思います。

ジョー・マードックコーチ

ジョー・マードックコーチ



ディフェンスについてはフィジカルバトルで相手にやられてしまって外側の方でゲインをとられてしまいましたので、なかなか自分たちのディフェンスシステムを遂行できなかった。やっぱり前で止めれなかったことが今日の試合展開としては難しくなった原因かなと思います。


(ダイナボアーズに入ってレベルアップできていると感じている部分は)ディフェンスのところがかなりレベルアップしたかなと思います。ヘッドコーチもディフェンスを強みにしていますし、チームとしてもそこは強みにしていて、ディフェンスも自分がやるべき仕事が明確になってきましたし、こういう時はこうするという、ノウハウみたいなものを色々と教えてもらっているので、それによって自分の中で引き出しが増えたかなと思います。試合の中でも自分がディフェンスをしていてあまり抜かれるというシーンもなくなってきたなと感じています。

山下楽平のビッグゲインもしっかり止めた

山下楽平のビッグゲインもしっかり止めた



(アタック面での成長は?)手応えはかなりありますけど、今ちょっと掴み始めたかなくらいな感覚でこれからも試合にたくさん出てチャレンジして、改善していって、自分なりに解釈してもっといいものにしていければいいなと思っています。



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