マリノ・ミカエリトゥウ「日本のラグビーは合っている。それをみんなに見せたい」初先発で初トライ初フル出場を果たした | ラグビージャパン365

マリノ・ミカエリトゥウ「日本のラグビーは合っている。それをみんなに見せたい」初先発で初トライ初フル出場を果たした

2024/03/21

文●編集部


ここまで4勝の三菱重工相模原ダイナボアーズは第8節で昨年王者のクボタスピアーズ船橋・東京ベイに勝利。その後、第9節でコベルコ神戸スティーラーズに敗れ、第10節、リーグ2位の東芝ブレイブルーパス東京にも敗れ2連敗となり9位となった。この試合で今シーズンからチームに加入したNO8マリノ・ミカエリトゥウが初先発、80分フル出場を果たし、初トライも決めた。チームにフィットしてきて、プレータイムもどんどん増えてくるだろう

現在ダイナボアーズを指揮するグレン・ディレイニーHCはかつてハイランダーズのアシスタントコーチを務めていた。ハイランダーズでは一緒にプレーしていた、シャノン・フリゼルとの直接対決を終えたマリノに試合後話を訊いた。


――今日の試合を振り返ると


スタートはあまりよくなくてチームとして最初の40分は苦しかった。後半はフェイズも重ねて自分たちのラグビーができていた。そこはこれから伸ばしていきたい。まだまだ学ばないといけないところが多い。


――何が悪かった?


前半は自分たちのミスが多すぎて、簡単なペナルティーを許してしまった。後半はそこを修正することができた。ベンチメンバーも良いインパクトを持っていたと思うし、チームに良いテンポをもってきてくれた。後半は僕たち(のアタック)に相手もついていけないプレーがあったと思います。



――初先発、80分フル出場も初めてですが、コンディションは


練習試合を含めて日本に来て初めての80分間でした。前回フル出場したのはニュージーランドにいたときかな。コンディションも良かったので、ついていくことはできましたけど。日本の法がスピードがあるのは間違いなく、ビッグネームの選手もいっぱいいます。

自分もスタートから入ってゲームの流れを感じることができれば、それに合わせることができるけど、後半からだとベンチから入ってそれをやらないといけないのでスタートの方がやりやすいかな。


――相手にはフリゼル選手がいましたね。


彼とは同級生で同じタイミングでハイランダーズに入りました。来日したのも同じタイミングだったんだ。試合の後も話ができて、家族どうしで会おうといういう話ができたよ。違う国でも自分の友達と会えるのがすごく嬉しいね。



――今日はスコット・ロバートソン(ニュージーランド代表HC)が試合を見ていましたけど特別意識はしましたか?


ちょうど中で会いました。挨拶はしたけど自分よりも多分違う選手にフォーカスしていると思います。オールブラックスの準備にフォーカスしていると思うので、自分はそんなに気にしなかったよ。




――来日してリーグワンでプレーをすることで成長を感じている部分は


いろいろ自分も学ぶことがあるけど、一番は新しい国で違う言語でプレーするということは大きな学びになっている。自分たちのチームには社員選手もいるので、自分はプロの世界しかわからない中で、彼らは仕事をしながら体を犠牲にしてハードワークしてくれるので、そこはもう感謝しかないし、みんな本当にすごいと思っている。



――これからの目標


勝負に入ったときは、その一瞬一瞬のバトルに勝ちたい。もっと長く試合に出たいという気持ちはありますけど、チームのために何でもしたい。日本のラグビーは自分に向いているかなと思うのでそれをみんなに見せたいと思っています。


――覚えた日本語は?


「ダイジョウブ」かな。

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