快進撃を見せるブレイブルーパス東京。第7節の横浜イーグルス戦でも序盤からフィジカルで圧倒し前半4分にFB桑山淳生の突破からFL佐々木剛がトライを決めた。79分までイーグルスを零封し27-7で完勝した。佐々木は今シーズン2度目のフル出場。今シーズンはここまで全試合に出場し、プレータイムも昨シーズンを大幅に上回る。チームには世界的プレーヤーであるシャノン・フリゼルが入団。彼らのプレーだけでなく練習を共にできることで佐々木自身の大きな成長につながっていることは間違いない。3シーズンで開花し、成長を続ける現在地とは。
今日は久々の試合なんで、コンタクトの部分は1週間通して準備してきましたし、自分の中でもある程度の自信がつくように準備して試合に臨んだのでそれが結果として出たと思います。
――SH杉山優平、CTB眞野泰地、LO伊藤鐘平など同期の選手たちが活躍している姿を見て刺激になることは
そうですね、今年は特に同期とたくさん一緒に試合に出るシーンが多くて、試合中でもそうですし、日々の練習からその刺激を受けています。同期の誰かがいいプレーしたら、自分ももっと頑張ろうと思いますし、同期よりも先にメンバーから落ちないようにするというか、そういう危機感みたいなものもって日々を過ごせているなと思います。
――リーチ選手の元で練習をしていて、ブレイクスルーしたなと感じる時は?
毎週毎週大きくは違わないですけど、その積み重ねをいい精度でやるというのを意識してやっています。あとはメンタルの部分、この試合で必要以上に緊張しないようにとか、そうするためにどうしたらいいかというのを、個人的にも話してくれたりするので、練習とか、技術的な部分だけじゃなくて精神的な部分のコーチングをすごく身になっているなと感じています。
――具体的には?
準備を完璧にしようと意識しすぎると、どこかに不安が残って不安な気持ちをもったまま試合に入っちゃうんで、いいバランスというか、塩梅をつけて完璧じゃない状態を心地よく感じるのも大事だよと言われて、それはすごい心に響いていて、意識していることですね。