松永拓朗、急遽の10番起用も役割果たす「パニックにならないようにリッチーの姿勢を心がけた」 | ラグビージャパン365

松永拓朗、急遽の10番起用も役割果たす「パニックにならないようにリッチーの姿勢を心がけた」

2024/04/16

文●編集部


NTTジャパンラグビーリーグワン・ディビジョン1、東芝ブレイブルーパス東京は第13節、コベルコ神戸スティーラーズと引き分けで勝点2を積み上げ、4位以上が確定しプレーオフ進出を決めた。

ここまで10番を務めたリッチー・モウンガに代わりポジションに入り先発した松永拓朗はPOM(プレーヤー・オブ・ザ・マッチ)に選出された。試合後「実際に試合に勝てなかったんで、すごく悔しい」と話すも見事に大役を務めきった。これからチームはレギュラーシーズン3試合を残してプレーオフにむけ一試合一試合が重要になってくる。

――優位に試合を進めていたが後半立て直せなかったのは


後半特に、ボールを持って相手にプレッシャーをかけたかったんですけど、かけられず。逆に自分たちのミスで自分たちで(プレッシャーを)かけてしまったんで、そこが難しくした原因かなと思います。



――先発が決まったのは?


金曜日です。メンバー発表の時ですね。練習では(15番・10番)両方やっていたので、いつも通りです。




――リッチーから何かメッセージは?


なかなか会えなかったので、すれ違うくらいしかなかったので特になかったです。リッチーを見ていると、リッチーはすごく余裕を持っていて、試合中でもいろんなことを考えているんです。この場面だったらこうしようとか、いろいろなアイディアがいっぱいある選手なので、そういう部分で今日はパニックにならないようにリッチーのそういう姿勢を自分でも心がけましたね。その部分では良かったかなと思います。


――直接リッチーにそういう姿勢の部分を聞いたりするんですか?


実際に聞くということは無いんですけど、明らかにスキルの全てが高いんで、プレッシャーがかかった状況でも自分のスキルを発揮できるし、スキルが高い間、考える時間も長くなるので、そういうところは見ててすごく感じますね。


――パニックにならないようどんなことをした?


僕だけじゃないんですけど、コーチや選手たちと喋ったりとか、プレー中も喋ったりとか。ワーナー(・ディアンズ)やMC(マイケル・コリンズ)であったり選手がコミュニケーションとってくれたんで、そこで助けてもらった部分もすごくあります。


ハーフ団を組むSH杉山優平とトライ後に会話をする松永

ハーフ団を組むSH杉山優平とトライ後に会話をする松永



――勝ち続けているチーム状況でプレッシャーは?


勝ち続けているというのもありますし、何よりリッチーの後ということで少しプレッシャーとかありましたけど、そこは気にせずにできることだけをやろうというふうに考えてやっていました。


――プレーオフが決まったことについて


プレーオフ(進出を)決めたのはすごく嬉しいことですけど、今日も勝ててプレーオフ決めれているわけじゃないんで、次の三重に対して、もう1回自分たちのラグビーパフォーマンスをして(プレーオフに)っていうふうにしていきたいですね。まずはプレーオフ進出という1個の目標だったんで、通過点を通過できたと感じています。


キックチャージにくる弟・貫汰に対してボールをキープ。

キックチャージにくる弟・貫汰に対してボールをキープ。


――相手の11番(弟:松永貫汰)とは何か話をしましたか?


特に喋っていないですね。最後お互いよく頑張ったなというぐらいです。(貫汰さんのプレーは?)よかったのかな・・・。わからないっす。あんまり今回意識してプレーすることができなかったんで。

アタックでもディフェンスでも認められ神戸での出場が続く貫汰

アタックでもディフェンスでも認められ神戸での出場が続く貫汰


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