3シーズン目を迎える「NTTジャパンラグビー リーグワン2023-24」もリーグ戦折り返しに入った。3月9日(土)は、埼玉・熊谷ラグビー場で埼玉パナソニックワイルドナイツと東芝ブレイブルーパス東京の全勝同士の対決が行われ、ホストの埼玉ワイルドナイツが36-24でブレイブルーパスを下して、唯一全勝をキープした。
今シーズン前半に出場機会はなかったが、3月2日の静岡ブルーレヴズ戦から2試合連続で先発に起用されたのが、WTB丹治辰碩だ。慶應義塾高校時代はSOとして花園こと全国高校ラグビー選手権にも出場し、慶應義塾大学に進学後もFBやWTBで主力として活躍した。だが、2019年にワイルドナイツに入団すると、層の厚いチームのなかで怪我などもありなかなかチャンスに恵まれず、公式戦デビューは2022年のリーグワンになってからだった。ワイルドナイツの一員としてプレーしていくうちに「意識が変わった」という丹治選手に、そのラグビーに対する思いや、オフフィールドの話を聞いた。
――じゃあお願いします。試合の振り返りをお願いします。
まあ前半はやっぱり風上ですごい戦いやすくて、フォワード戦になることが多かったんで。自分たちは外側で結構余裕あったんで、ディフェンスの時とかは10番、特にリッチー・モウンガがどういうどころ見てるのとかを外側で、バックスリーで連携とって、キックでエリア取られないしようとか、アライメント、ディフェンスアライメントしっかりとって、しっかり前でプレッシャーかけて、そこでやっぱフォワードがしっかり留めてくれてたんでよかったんですけど、後半やっぱり自分も一個、風すごくて頭超えられちゃったシーンとかあったんですけど、そこはすごいやっぱり、反省することですね。
――チーム内のポジション競争が激しいとは思うんですけども、二試合連続でスタートで試合に出ました。
前回は前日に、試合の24時間前ぐらいにいきなりメンバー入って、それで試合に出て。どうやって起用されるとかは僕たちはわからないんですけど、とりあえず出番きたらしっかり結果残せるように、ずっと普段から準備はしてるんで、今後もしっかり結果残せるといいかな。自分の出た時にワイルドナイツのWTBとして出たら、しっかりその役割を果たせるように、普段から準備はしてるんで、継続してしっかり役割果たしたいなと思ってます。
――ロビー・ディーンズHCが会見で、今日は若くておとなしいバックスリーだっておっしゃっていました。
イメージは確かにそうかもしれないですね。もう本当に最初入った時とか、堀江さんに、ずっと「コミュニケーション」とか、「しゃべれ!しゃべれ!」と言われてたんですけど。 まあ、そうですね。今日だと。僕が一応、歳的には上になるので、しっかりコミュニケーションを取って、すごいポジティブにポジショニングとか全然気になったところがなかったんで多分、問題なくできたと思います。
――あんまりこう引っ張っていくっていうイメージはないですが。
でもやっぱ出たらしっかりコミュニケーション取るっていうのも、すごい大事な要素なので。
――今日は年上の選手とかからなにかアドバイスはありました。
声出すとか、基本的にやっぱりしっかり役割を果たすっていう。バックスリーでハイボール上がったらキックチェイスしたりとか。 基本的にそういう役割を果たすっていう、普段通り、練習通りにパフォーマンスをしっかり頑張るっていうところです。
――改めてワイルドナイツでプレーすることを選んだ理由を教えてください。