開幕戦大勝の京都産業大学、SH土永旭・NO8シオネ・ポルテレ、SO尾崎恵大 | ラグビージャパン365

開幕戦大勝の京都産業大学、SH土永旭・NO8シオネ・ポルテレ、SO尾崎恵大

2024/09/25

文●編集部


関西大学Aリーグが22日に開幕。関西4連覇を目指す京都産業大学が同志社大学と対戦し、15トライの猛攻で97-24と大勝し好発進した。U20代表、日本代表に招集されたSH土永旭(4年)、3回生となってプレーの一貫性がでてきたNO8シオネ・ポルテレ(3年)、自身初の10番で先発を果たしたSO尾崎恵大(3年)に試合後話を聞いた。

京都産業大学 SH土永旭

今まで練習でやってきたことが試合でこうやって出せたのでこういう結果になったかなと思います。(試合のテーマは)今日は雨の状態だったので、エリアをしっかり取ることとフィジカルで戦うというのを意識して、あとはノーペナルティというのを意識していました。


――10番には尾崎選手がいましたが、12番の辻野選手もファーストレシーバーとなっている場面もあった


ゲームコントロールできる選手が3人、辻野、尾崎、奈須といるので、3人の選手の動きを見ながらどこに放ったらいいのかというのは考えていました。

土永旭

土永旭


――キッカーが代わったのは?


いや練習はしてなかったんで。夏の明治戦で僕しかいない状態だったので蹴ったんですが、その時以来でしたね。正直今日はびっくりしました。菅平の明治戦から一本も練習してなかったんです。辻野が「いけるか?」って聞いたので。心の準備もしていなくて、一応ティーだけは持っていこう位な感じでした。


――めちゃめちゃ当たってましたね


自分でもびっくりです。1本目蹴ったときに今日当たる日やなみたいな感じだったんです。僕が一番苦手とする左サイドも全部入ったのでびっくりしています。


――キッカーがいるということでもオプションが増えますね

そうですね。奈須も左利きですし、蹴れるのでエリアどりもそういった選手がいることによって、一人にかかるプレッシャーが少なくなっているので全員やりやすくなっていますね。


――手応えつかめた部分は


フィジカルでやろうといってきて、勝負して前に出て、テンポ上げてという状態が作れていたのでそういったところではオプションもやりやすい部分がありましたし、新しいこともできたかなというのはあります。


――同志社相手にこういう勝ち方だったことはシーズンの初戦でいいスタートになった?


そうですね。やっぱり初戦というのは一番大事だと思っているので、こういう試合ができて、まだ成長できるところはあると思うので、どんどん一戦一戦頑張っていきたいなと思っています。


――相手からすると、誰が10番でくるか定まらないことでやりにくさも出てくると思いますが、9番として10番が決まっていた方がやりやすい?


決まっていたほうがやりやすいというのはあるんでうs家おd、いろんな選手に合わせれるSHにどんどんなっていったら、いろんなオプションのバリエーションも増えてくると思うので、そういったところではあまり気にしていないというところもあります。


――3人のタイプは?


全然違いますよ。尾崎もほかも。声を出してくれたら僕も放りやすいのでコミュニケーションをとって練習中もやっていました。


――尾崎選手は初先発でしたがプレーはどうでした?


やっぱりディフェンスの部分では、彼も強みとしているんで、そういったところは出してくれて前位に出てプレッシャーかけてくれているのがいいですし、アタックの部分でも後半、福永へのロングパスを通してトライもとれていたのでしっかり成長しているなというのは感じています。

京都産業大学 NO8シオネ・ポルテレ

シオネ・ポルテレ

シオネ・ポルテレ


試合を終えて、良かったところは京産らしさをゲームでみんな出すことができたこと。今日、校歌を歌って心に入って涙が出ました。同志社というライバルを相手に自分たちの力をどれだけ出せるか、どれだけチームを前に出すことができるか、頑張れました。今日は100%自分の力を出し切りました。(ポジションは)NO8でもWTBでも、両方どちらでもやれるようにしたいです。

京都産業大学 SO尾崎恵大

尾崎恵大

尾崎恵大


――初先発はどうでしたか?


緊張もしたんですけど、結構自分がやりたかったディフェンスができてたんで楽しくできたなかと思っています。


――試合前にイメージしたものと何か違ったことはありましたか


いや、試合前の想定どおり自分のチームの強みを活かしてそこでトライを取ってディフェンもできるということがチームとしてもできていたので良かったかなと思います。


――ディフェンスでは前にでて自分のプレーができていましたが、緊張はどうやってほぐした?


常に声をだして、声を出すことによってやっぱり緊張もほぐれてきて自分のやりたいことが素直にできて、その継続ができたかなと思っています。


ーー結構声張ってましたね。


本当に楽しかったです!


――12番の辻野くんや15番奈須くんとのバランス、練習の中でも準備はしてきた?


そうっすね。3人ともSOができるんで、無理に順目まわったりせずにそこは他に任せて自分の役割だけやって、みたいなそういう感じで回したんで、楽に1試合展開できたかなと思います。元々は決まっていた部分もありますが、試合中、お互いにどう動くか、どうボールを運ぶかというところは試合中に声かけしていました。



――公式戦の雰囲気、花園でやるラグビーは違うものを感じましたか


普段の練習とは違う、歓声とかそういうのがやっぱり聞こえて、それに対して自分が奮い立ったというか、鼓舞されたかなと思っています。


――さっき「楽しかった」っていっていたけど、一番楽しめた部分は?


ディフェンスが好きなんで、タックルというところができたんが大きいかなと思います。


――個人的な目標は


自分のチームの強みがFWなんで、そのFWを楽に前に出させてあげるためにも、BKとして展開してエリアを取ったりとか、ディフェンスになったら自分らBKで固めて、自分が起点となってタックル入ってというのができるようになったらいいなと思います。


――これからシーズン試合が続きますが楽しめそうですか?


はい!今のままで楽しめると思います。

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