9日、福岡レベルファイブスタジアムではアジアラグビーチャンピオンシップ・日本代表対韓国代表の試合が行われた。4月に行われた試合では56−30と前半にトライを奪われ、また前に出てくる韓国ディフェンスに手こずる場面が見られたがこの試合ではどう修正していくるのか注目された。
先発復帰の福岡のトライを皮切りにジャパンが積極的な攻撃を見せる!
前日練習後に畠山健介キャプテン代理が話したとおり、ジャパンは試合開始から積極的にボールを動かし韓国陣内で試合を優位に進めた。
開始早々の1分、相手ペナルティに対しSH日和佐篤がクイックスタートしてWTB藤田慶和が22m手前でポイントを作るとCTBカーン・ヘスケスがスペースに抜けて22m内側へ切れ込む。日和佐はショートサイドへ展開しFB五郎丸歩がゴール前5mまで前進。近場で攻めて韓国ディフェンスが引きつけられている状況でCTB田村優が逆サイドの大外にいるWTB福岡堅樹へキックパス。これが見事に成功し福岡がトライをきめ、ジャパンが先制した。
直後のキックオフボール。NO8ホラニ龍コリニアシがキャッチしてポイントを作ると日和佐がすぐさまBKに展開。再び大外の福岡にボールがつながると韓国ディフェンスをスピードで圧倒。敵陣10m付近まで入ったところで前方へタップキック。このボールは韓国ディフェンスがキャッチしトライにはつながらなかったが、その実力にスタジアムが大きく沸いた。
11分、韓国陣内10m付近で五郎丸から田村へのパスをCTBチェガル・ビン(NTTコム)にインターセプトされトライを許し同点をされる。13分、韓国は自陣でのマイボールスクラムからWTBキム・グァンミンがビックゲインし、FBチャン・ソンミンへパス。ジャパンは福岡が何とかゴール前で止めてトライを許さなかったが、その前にプレーで五郎丸がシンビンで一時的退場となる。