4月22日、都内で29日から開催されるアジアラグビーチャンピオンシップ2016(ARC)に参加する日本代表メンバーが発表された。メンバー選考や今大会における方針について中竹竜二HC代行が会見に応じた。
メンバー選考について
今回は育成の観点もいいのですがやはり代表の試合ですので、やはり結果を出すことを重視して強化していきたいと考えています。ただ、サンウルブズが動いている中で日本代表を優先するという特殊なシーズンです。2019年のワールドカップに出場する可能性の高い、次のスコットランド戦に向けたセレクションとして将来性だけでなく、現時点で力のある選手をピックアップしました。
トップリーグで活躍する若手が中心です。当初U20が柱で動くという話もありましたが協会の方針で、アジアのチャンピオンシップという大会ですから数人となっています。
U20世代の選手たちの強化としてこの場を使えば有効でしたが、あくまでも代表の試合なので育成、強化の場として使うのはよくないという判断です。エディージャパンから代わって最初の日本代表の試合に相応しいメンバーだと思っています。 U20のメンバーがダメというわけではなく、明らかに差がありますので方針を変えてトップリーグの若手中心に選びました。
代表としての方針について
来週末に試合があります。ですので、月曜日から試合まで実質4日しかなく、評価が非常に難しいと思っています。準備期間が短いのでもっとも効果の高いラグビーをして強化を図りたい。
スコットランド戦は、サンウルブズが加わり、全く別の代表になります。ですので今回セレクトされた選手たちにとっても一試合一試合がセレクションになると思います。テクニック、スキルで時間がかかることはやらずになるべくシンプルなことをやって戦いたい。とにかく相手より早く仕掛けるラグビーを目指します。
エディージャパンでも昨年の韓国戦は前半かなり苦戦をしました。カウンターでやられ、バックス3にビックゲインされました。韓国、香港はなんとなくやればかつ相手ではなく、ギリギリで勝利をもぎ取らないと勝てないと思っています。
今回のメンバーは実質はジュニアジャパンという形になります。僕も選手も、この大会を通じて本当のジャパンになろうと。この厳しい大会に勝って、サンウルブズを入替えて全員が本当のジャパンになる4試合にしたいと思っています。