フィジー、トンガに連勝したラグビー日本代表は10日、フィジーでアメリカ代表と対戦する。世界ランキングは15位と日本より下にあたるが今大会ではサモア、カナダに勝利している。かつてトップリーグ・神戸製鋼コベルコスティーラーズを率いていたギャリー・ゴールド氏が2018年1月よりヘッドコーチに就任し、強化が進んでいる。ジャパンにとっても手強い相手になるだろう。3連勝し、大会制覇するとともにワールドカップ本大会に弾みをつけたい。試合を前に、スコット・ハンセンディフェンスコーチが取材に応じた。
どこでプレッシャーをかければ自分たちにチャンスがやってくるのかということにもフォーカス
――前の試合でブレイクダウンでターンオーバーされる場面がありました。
アメリカは非常にフィジカルの強い相手です。最近は非常に良いパフォーマンスをしていますし、見ていておもしろい試合をしています。そしてFWパックも非常にフィジカルですし、BKもスピードがあってワイドに展開してきます。そういったチームが、ジャパンのどこを狙ってくるのかを見極めしっかりと準備をしています。どこでプレッシャーをかければ自分たちにチャンスがやってくるのかということにもフォーカスしています。
いろいろな修正点はありますが、前回のトンガ戦で良かった部分は、接点をしっかりコントロールすること。それに対する気持ちが入っていたことがよかったと思います。そして、相手のアタックを自分たちが前に出ることで内にいかせることができた。それは引き続き継続していきたいと思っています。それから今後色々と対応するために、明日の試合で試してみたいことがあります。早速アメリカ戦からやってみたいと思っています。
――セットプレーの時にFBを上げたりしていますがそれはハンセンコーチの考えですが。
各種、対戦相手に応じて試行錯誤していますが、適任者を適任な場所に置くということでスマートにディフェンスをしていきたいと考えています。
――SO田村にはディフェンスからアタックに専念させたい?
特にそういうわけではないですし、(田村)優がいいディフェンダーではないからというわけではありません。最適な人間を配置するという考えのもと行っています。