10日、ラグビー日本代表は宮崎での合宿をスタートさせた。練習初日は36名が参加した。サンウルブズの南ア・アルゼンチン遠征に参加している、PR三上正貴(東芝)、HO北出卓也(サントリー)、CTBラファエレティモシー、さらにチーフスに在籍するWTBアタアタ・モエアキオラ、負傷のLOグラント・ハッティング(神戸製鋼)、WTBヘンリージェイミー(トヨタ自動車)は欠席となった。初日は3部練習。夜はスクラム練習が行われた。練習後、ジェイミー・ジョセフ日本代表ヘッドコーチが取材に応じた。
3年間築き上げてきた文化を新たに入ってきた選手たちにメッセージを与えた
――いよいよ宮崎合宿が始まりました。初日の雰囲気は?
ジェイミーHC 今回、エキサイトして入ってきた選手もいれば、緊張感を持って入ってきた選手もいます。なぜかというと、宮崎ではハードに追い込む練習が多かったので、それを想定して入ってきた選手もいる。今回、3つあるうちの第1回目で、実際に試合が始まるのはまだまだ先で、「ファンデーション2と名付けていて、ここから積み上げていく。PNC(パシフィックネーションズ・カップ)をフォーカスにおいて、今回の合宿ではまた改めてつながりあう、リコネクト、リコンディショニング(を念頭において)、今まで築き上げたものを一新して、積み上げていくのが今回の合宿の目的です。
――選手たちに最初のミーティングで何を伝えた?
まずはリコネクトすること。初参加した選手も、2019年になって久々に入ってきた選手をチームとして歓迎して、リコネクトすることによって、そしてチームが3年間、築き上げてきた文化、どういう取り組みをしてきたか説明して、ワンチームになるために、各選手に何が求められることの説明、各選手がやりやすいような環境のメッセージを与えました。