「敢えて目標を設定しない」自分の可能性を広げるために。常にワークハード続ける日本代表・PR稲垣啓太 | ラグビージャパン365

「敢えて目標を設定しない」自分の可能性を広げるために。常にワークハード続ける日本代表・PR稲垣啓太

2016/06/07

文●編集部


6月のカナダ遠征に向かう、ラグビー日本代表25名が都内のホテルに集合した。サンウルブズのメンバーを中心に、2015年メンバー、そしてアジア大会優勝を果たした若い世代の選手などのメンバー構成となっている。その中で、試合中、常にハードワークをし続けるPR稲垣啓太選手に、テストマッチへの思いを訊いた。

日本ラグビーが注目される、『影響力のある試合』。それを全員が理解できているかどうかが大切

――シックスネーションズでも結果を残しているスコットランドに勝利するには。


稲垣 スコットランドと試合する上で一番大切なことはやっぱりセットプレーでマイボールをキープすること。あと、相手ボールのスクラムでプレッシャーを受けないことでしょうね。そこをしっかりと防ぐ。アタックにしてもディフェンスにしても中心になるのはセットプレーですから、それに対するディフェンスは大切になってくると思います。


――スーパーラグビーでやってきたことがそのまま活かせることができますか。


稲垣 確かにスーパーラグビーでやってきましたが、新しいチームになってそれがすぐに出来るのかというとそれはまた違うかなと。特にLO、FLなんかは全く違うので、すぐにでもコミュニケーションをとらなければならないと思っています。


――すべてが新しいチーム。その初戦ってどういう試合と捉えていますか?


稲垣 新しいチームができて、準備期間が短い中で、とは言ってもどこの国も6月のテストマッチに対する準備期間は一緒ですけど。経験してきた選手たちが、どこまで他の選手達に伝えられるか、コミュニケーションをとることができるか。そういうことが試される試合ではですかね。


―― 新しいメンバーで気になる選手はいますか。


稲垣 ああ、そうですね(しばらく考えこむ)。あんまり他の選手に興味がないので。どちらかというと自分の事に集中しているので。

 

―― 3試合ありますが、徐々に仕上げていくイメージですか。


稲垣 いや。代表として戦っている以上、初戦から全力でやるべきだと思います。監督が、とか準備期間が短いとか全く言い訳にならない。


―― ワールドランキングに影響する大事な3戦となります。


稲垣 久々のインターナショナルなテストマッチですが、意味合いとしてはすごく大きいと思います。日本国民の関心が高まっている中での試合ですし。地上波での放送も決まっています。そこで日本代表の試合をしっかりと見せたい、という思いを協会は強く感じています。そういった影響力のある試合に対して、今回集まった選手の中で、全員理解できているかどうかが大切ですね。

 

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