ジェイミージャパンこと、ラグビー日本代表は15日、翌日のイタリア戦を控え、試合会場となる兵庫・ノエビアスタジアムで前日練習を行った。試合登録メンバーで最多キャップ数65を誇る、SH田中史朗は「僕があまり言ってないですし、流や姫野といったリーダー陣がしっかりしてきているので、プレーに集中できている」とチームの現状を話した。
――国内のテストマッチでは初のハイブリッド芝での試合です。
すごくやりやすいです。気にならないです。違和感はないです。走りやすいです。
――元ラグビー日本代表選手&監督の故・平尾誠二さんのメモリアルマッチです。
日本ラグビーを支えてくださった平尾さんのメモリアルマッチということなので、まずチームとして勝ちたい。そして勝った後に平尾さんに感謝し、平尾さんを知っていただくようにファンサービスもしっかりやって、日本ラグビー一体となってこれからもやっていきたいと思います。
(メモリアルマッチになるとは)聞いていました。(京都工学院高校=元伏見工業ラグビー部GM)高崎先生からも「試合を見るよ」と連絡がありました。正直、平尾さんとの絡みはあまりなかったですが、すごい人で、日本ラグビーを考えてくれた方だといろんな人から聞いています。平尾さんと話したのは1〜2回くらいですかね。
――今日のキャプテンズランで意識したことは
頭の中をクリアにしてどういう戦い方を確認しました。
――先週負けたイタリア代表は気合いを入れてくると思われます
最初、当たり負けしないことですね。向こうはフィジカルを押してくると思うので、「いける」と思わせると不利な戦いになる。日本代表のFWも気合い入っていますし、前半の戦いでしっかりフィジカルで圧倒、互角以上に持って行ければ勝機が高くなると思います。それはFW全員意識しているので、安心している。
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