ラグビー日本代表は、南アフリカ戦の翌日、都内で記者会見を行い、ワールドカップスコッド31名全員が集合した。自身3回目となるワールドカップを迎えるSH田中史朗は、南アフリカ戦で見えた課題と、さらにワールドカップに対する思いを語った。
――南アフリカ戦を振り返って
もっともっと競った試合になったと思います。茂野とか流とも試合後に話をしたのですが、もう1テンポ速くボールが出せたら外にスペースがあってトライがとれるいう場面が何度かあった。その時に相手の6番、7番がボールを抑えて、それが1秒、2秒であっても相手のディフェンスが揃ってしまった。それがティア1の強さだと思うので、あそこでしっかりクリーンアウトできれば。
――そういった部分は修正可能?
修正はできると思います。(昨年のオールブラックス戦のようなプレッシャー)そうです。ブレイクダウンで速い球だしができればそこが、相手3枚、うちが5枚というトライがとれる状況で相手のFLの手がのびてくるというかたち多かった。そこをしっかりめくり開けられれば、チャンスにつながったので。7-41までは点差はつかなったし、もう少し得点できていたと思います。
過去3大会を振り返って
――ワールドカップまであと二週間
すごくワクワクしています。4年前にいい結果残せたんですが、結局、ベスト8行けなかったので、もう1回そのチャンスが目の前に来ているのでドキドキワクワクしています。
――一言でそれぞれの大会を言うと。
一度目は、わからない状況の年。2015年はしんどいことをして結果が実った。今は、もう一度ベスト8に向かってチャレンジするワクワク感しかない。1試合、1試合、全力で戦えるように準備してきたので、みんなで日本全体で勝利を勝ち取りたい。2011年は一生懸命やるだけのプレイヤーでしたが、2015年はコーチ陣と選手の間に入っていろいろ言う潤滑油。