プレーの一つ一つに重みを感じた――司令塔としてジョセフHCの期待に応えたSO小倉順平 | ラグビージャパン365

プレーの一つ一つに重みを感じた――司令塔としてジョセフHCの期待に応えたSO小倉順平

2017/06/12

文●斉藤健仁


6月10日(土)、熊本・えがお健康スタジアムで、ラグビー日本代表は6月のテストマッチシリーズの初戦・ルーマニア代表との試合を行った。「10」番を背負い、司令塔としてチームを勝利に導いたのはSO小倉順平(NTTコミュニケーションズ/サンウルブズ)だった。

チームとして良い準備ができたこと、周りの声が多く聞こえて、やることが明確になってチョイスできた

ジェイミー・ジョセフHCはSOに小倉を先発させた理由を「サンウルブズでいいプレーをしていたが、先発が少なかったので」と説明。事実、小倉は昨シーズンのトップリーグではNTTコミュニケーションズで攻撃的な司令塔として存在感を示し、今年から所属するサンウルブズでも3月24日のストーマーズ戦ではスターターとして素晴らしいプレーを見せた。「若手を使いたい」と明言していたジョセフHCは、そんな小倉に期待を込めて、最初からピッチに送り出したというわけだ。

小倉はそんな指揮官の期待に応えて、SH田中史朗とともにゲームをコントロールし、得意のキックはすべて成功させて、18得点(4PG&3G)をたたき出した。さらに後半1分には、ノールックパスで復帰戦となったFLリーチ マイケルのトライも演出した。


――小倉選手にとっては、日本代表として、アジア勢以外とは初めて対戦しました。


小倉 雰囲気は違いましたね。一つ一つのプレーに重みを感じました。


――先発で緊張しなかった?


小倉 緊張はしなかったです。しっかり今週やってきた、自分の役割を全うできたと思います。(SOとして)どの地域で何をするか、(田村)優さんと話をしてクリーンになっていました。ゴールは結果的に全部入ってよかった。結果、勝ててみんなで喜べました。

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