ラグビー日本代表・アメリカ戦メンバー発表、ファカタヴァ・アマトがエディージャパン初出場 | ラグビージャパン365

ラグビー日本代表・アメリカ戦メンバー発表、ファカタヴァ・アマトがエディージャパン初出場

2024/09/05

文●編集部


5日、ラグビー日本代表は7日に行われる「アサヒスーパードライ・パシフィックネーションズカップ2024」アメリカ代表の試合登録メンバー23名を発表した。カナダ戦から入れ替わりFB山沢拓也(埼玉パナソニックワイルドナイツ)が先発に入った。リザーブにはワールドカップ2023スコッドのファカタヴァ・アマト(リコーブラックラムズ東京)がエディージャパン初のメンバー入りを果たした。

アサヒスーパードライ・パシフィックネーションズカップ2024 アメリカ代表戦日本代表メンバー

1 三浦 昌悟(トヨタヴェルブリッツ)(11)
2 坂手 淳史 〇(埼玉パナソニックワイルドナイツ)(45)
3 為房 慶次朗(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)(4)
4 サナイラ・ワクァ(花園近鉄ライナーズ)(6)
5 ワーナー・ディアンズ(東芝ブレイブルーパス東京)(15)
6 ティエナン・コストリー(コベルコ神戸スティーラーズ)(3)
7 下川 甲嗣(東京サントリーサンゴリアス)(7)
8 ファウルア・マキシ(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)(9)
9 藤原 忍(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)(3)
10 李 承信(コベルコ神戸スティーラーズ)(15)
11 マロ・ツイタマ(静岡ブルーレヴズ)(1)
12 ニコラス・マクカラン(トヨタヴェルブリッツ)(1)
13 ディラン・ライリー(埼玉パナソニックワイルドナイツ)(21)
14 ジョネ・ナイカブラ(東芝ブレイブルーパス東京)(12)
15 山沢 拓也(埼玉パナソニックワイルドナイツ)(9)

16 原田 衛(東芝ブレイブルーパス東京)(4)
17 茂原 隆由(静岡ブルーレヴズ)(4)
18 竹内 柊平(浦安D-Rocks)(7)
19 ファカタヴァ アマト(リコーブラックラムズ東京)(7)
20 アイザイア・マプスア(トヨタヴェルブリッツ)(1)
21 小山 大輝(埼玉パナソニックワイルドナイツ)(3)
22 立川 理道 ◎(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)(57)
23 長田 智希(埼玉パナソニックワイルドナイツ)(11)

◯ゲームキャプテン
◎本大会日本代表キャプテン

エディー・ジョーンズHC

アメリカ戦にむけてはいい形でチームとしてやるべきことの準備ができています。カナダの遠征から戻ってきて宮崎でもいいトレーニングができています。FBのポジションは矢崎(由高)が離れ、山沢(拓也)が入っています。それぞれのポジション争いも激しくなっていますし、アメリカ戦に関してはとても自信をもって挑めるとおもっています。

アメリカは前回のワールドカップには出られなかったものの、とてもタフなチームですし、キックも多用してくると思いますし、ブレイクダウンのコンテストもとても激しいチームです。今回の試合を観戦する熊谷の皆様とお会いできることを楽しみにしています。


――アメリカはカナダ以上にフィジカルを徹底してやってくると思いますが、カナダ戦は前半の最後からプレッシャーをうけるような部分もありました。そういった点はキャンプで改善できましたか?


一貫性という部分については若いチームということで、かなり改善していると思います。毎週毎週良くなっていると思います。ですが、一貫性という部分は引き続き課題だと感じています。よかったり悪かったり、そういう日をどんどん少なくしていくことが今後の課題です。

まずは集中力がどうしても大事だと思っていますが、疲労が溜まってきたときにどうしてもフロントフットになりきれないところがあります。そしてエラーをし続けてしまったり、そういった面が課題。そういった状況からいかにプレッシャーをかけ直すことができるかが今後の課題になると思っています。

今回の試合では特にディフェンスの部分をしっかり精査して取り組んできましたので、そういったところを含めて今週末の試合を楽しみにしています。

――セレクションについて、カナダ戦と同じハーフ団にしたのは


私がこのジャパンの監督に就任した際、ジャパンにおいてちゃんとした10番は実際1人だけだったと思います。松田力也のみだったというふうに思っています。しかしながら4年後のワールドカップを見据えたうえではやはり選手層が必要です。

カナダ戦に続き10番で出場する李承信

カナダ戦に続き10番で出場する李承信


ワールドカップに至るまでに10番のポジションの選手層を厚くしたいと思っています。そういった意味で、隣りにいる立川を呼んでいますし、李の育成を進めていきたいというふうに思っています。もちろん良いときも悪いときも見られるかと思いますが、そういった波はプレーすることでないと乗り越えられませんし学ぶことができません。

現状においては李が日本ラグビーの中では今後の未来を託せる10番だと思っていますし、我々としても自信を持っています。李をプレーさせるから松田力也を10番でプレーさせないといったわけでは決してありません。

9番も藤原忍が担う

9番も藤原忍が担う


これは9番についても全く同じです。現状、齋藤直人がいますがフランスでプレーをしておりますし、若手のプレーヤーの育成が必要です。今回出場する藤原についてはサイズも小さく、体重も軽くてとても俊足で、日本人らしいSHです。オーガナイズといったところではまだまだ能力としては学ばないといけないところはりますが、この学びはプレーすることでしか学べないと思っています。こういった育成には時間がかかるものです。

――ワーナー・ディアンズがカナダ戦でMOMに選ばれました。期待するところ。


まずはコンディションを整えることに集中してほしいと思っています。現状彼のコンディションは100%のうち70%くらいかなと思っています。サマーキャンペーンでは60%といったところから始めています。長きにわたって、膝に問題を抱えているところがあるので、まずはそこを治していってほしい。そういったところで、現状はちょっと違った形のプログラムにも取り組ませています。

2トライとカナダ戦で大活躍のワーナー・ディアンズ

2トライとカナダ戦で大活躍のワーナー・ディアンズ


身長2m超えるという高身長ですので、身体の使い方も他の選手とは全く違ってくるので、身体の使い方ももう少しうまくするという観点からも身体を整えていってほしいと思っています。

またラインアウトのコーラーといった形でチームでとても大きな責任を担う役割や責任がありますので、ここに関してはもう少し経験を積みながらどんどん吸収していってほしいなという期待値があります。

ボールキャリーをもっといかに効果的にできるかといったところも取り組ませていきたい。まだまだ本当に若いプレーヤーではありますが、ポテンシャルというものはとても大きなものを秘めていると思いますので、少しずつ時間をかけながら体を整えながら、ゲームの理解を深めてポテンシャルを開花していってほしいと思います。そうすることができれば3年後には世界一のLOに必ずなれると信じています。

――アマトはLOとして考えているのでしょうか。


6番と両方を考えています。LOもできますが、バックローのカバーとしても考えています。


――今の体制で始めての試合になりますが何を期待していますか


基礎的な部分を丁寧にやってほしいと思っていますが、ボールキャリー、ハードタックルをしてほしいと思っています。

エディージャパンとなってから初のテストマッチに挑む、ファカタヴァ・アマト

エディージャパンとなってから初のテストマッチに挑む、ファカタヴァ・アマト

立川理道キャプテン

――2週間の準備の中で、ハーフ団の成長を見ていて感じますか?


カナダ戦でも80分間、常に自分たちがコントロールできることは難しいと思うんですけどもみんなあんまりいい時間帯じゃないときにどうコントロールしていくのかというのは、特に9番10番の課題だと思っていますし、そこに関しては日々の練習で、競争率が高い9番10番の中でいい練習ができたと思っているので試合を追う毎によくなっていくのかなと考えています。


――うまくいかない時間帯をどうコントロールするか練習してきたと言われていましたが、練習ではどういう状況を作って練習してきましたか


いろんな状況があると思うんですけど、疲れなのか、天候なのか、ボールがすごく滑ったりするのか、それに対する対応は練習でやってきましたし、実際にゲームの中でおきたときにどういう対応していくのかというのは、度々現場でリーダーチームでもしっかり判断できるように練習でうまく準備できたのかなと思っています。


――この大会で日本代表のキャプテンをやれていますが、一番気をつけていることは


本当に一つのチームになっていく段階だと思うので、グラウンド内だけではなくて、グラウンド外でも働きかえるというのはカナダ遠征でもキャンプでもできていますし、日々一緒に過ごしていく中ですごくそこは工場しているのかと思います。

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