2月15日、2週目を迎えている日本代表候補合宿(RWCTS=ラグビーワールドカップトレーニングスコッドキャンプ)に、昨年11月下旬の離日後、初めてジェイミー・ジョセフHC(ヘッドコーチ)が合流した。
約2時間の練習のあと、ジョセフHCは1時間ほどグラウンドでコーチ陣と話したり、選手に声を掛けたりしながら基本練習を見守った。練習後、ワールドカップイヤーの2019年になって初めて、ジョセフHCが報道陣に対応した。
――ワールドカップイヤー、合宿初参加でした。
昨日、東京に戻ってきました。この1ヶ月間、何をしたか、どういう活動をしたかをお伝えしたいと思います。いろいろ世界中を回ってきました。まず1週間、(ニュージーランドの)ハリケーンズにいて、彼らのスタイル、やり方や、いろいろなアイデアを日本に持って帰りたいということでいろいろ習得してきました。
(同じくニュージーランドの古巣)ハイランダーズでも時間を過ごした。その後はイングランドに行きました。イングランド代表の環境も見させてもらいました。あとはスコットランドに4、5日帯同した。(シックスネーションズの)アイルランド対スコットランドに見に行った。グラスゴー・ウォリアーズなどもいろいろ見て回った。コーチとして非常に刺激になるような要素がいっぱいあった。いろいろ学べた。
そして(日本代表の)チームに戻ってきて、第一印象として感じたのは、ワールドカップ(W杯)イヤーなので選手たちが非常に興奮していたことです。やる気満々で奮起している。コーチ陣としてこの期間のプランをどういう意図で計画したかというと、「ファンデーション1」と名付けている。前回のW杯から選手はなかなかしっかりとした休暇を取れていなかったと思うので、この期間でしっかり休ませた。1月は家族と過ごしたり、ラグビーから完全に離れて各々過ごしたりしてもらった。
そして2月になって、もう一度チームを底上げする基礎的なところ、ストレングス、コンディショニングをしっかり鍛え上げる体力づくりをやってきた。練習を見てわかっていると思うが、いつもやっている練習の強度ではなく、かなり落としてやっていた。また今後、強度を上げていく。3月末から試合が入ってくる。その試合の詳細は、この後説明します。