8月22日、カナダ遠征を行っているラグビー日本代表、SO李承信がオンライン取材に応じた。エディージャパンの司令塔として10番争いをする李。李はサマーシリーズはイングランド、ジョージア戦で先発。イタリア戦ではリザーブからの出場となったが、テストマッチ3試合に出場した。未勝利だったシリーズを振り返って、「自分としても、チームとしても自信を失っていない。個人としてもカナダ戦、PNCは必ず勝利して優勝しないといけない大会だと思っている」と意気込みを語った。
SO 李承信(コベルコ神戸スティーラーズ)
――前回のサマーシリーズを終えて、司令塔として現状をどう捉えていますか?
夏のシリーズで主に出た課題で、ターンオーバーの回数だったり、セットピースのところもそうですし、それを踏まえてカナダ戦は、フィジカリティーのところだったり、ボールをどんどん動かすことをテーマにキャンプに臨んだ。今日も練習に臨んだが、本当に良いラグビーができていると思う。自分たちからモメンタムを作ってボールを動かしていくところは、10番としても形を作れているし、アウトサイドBKやFWも速くセットしてどんどんボール動かしている。ただフィニッシュまで取り切れるか。今日の練習でもラストパスでミスをしたりがあった。カナダ戦ではボールを動かして、フィニッシュまで持って行くことがキーになると思う
――超速ラグビーをしてみて、SOとしてどう感じている?
チームのアイデンティティー、軸にあるのはスピードを持って超速ラグビーという部分で、どんどんボールを動かしていく。ただ80分、それをするには難しい場合もあるので、ゲームを最初の20分、間の40分、フィニッシュの20分に自分たちがやるべきことを明確にして、10番としてコントロールするところはコントロールする。
キックを使ったりコンテストキックを使ったり、3点を狙うところは狙ったりという、80分通してのマネージングが大事になってくる。そこは自分がもっと成長しないといけない。そういった面では良い経験ができていると思います。
――フィニッシュのところの改善点は
一つはスキル、コミュニケーションの精度が要因だと思いますが、ゴール前にいったときに取り急いでいる部分がある。焦って、チームのシステムや組織で動いていなくて、個人で取り急いでいる部分が夏のシリーズであった。そこは今、成長段階でもあるが、敵陣入って、ゴール前で取り切るか。カナダ来ても重点的に練習しているが、チームとして同じページを持って、スコアまで持っていけるかが大事です
――今のエディージャパンとして初の海外遠征です
スケジュール的には着いた日もその次の日も練習があった。初日、2日目はオフだったがエディーさんにもホテルにこもっているのではなく、どんどんチーメイトと街に出たり、文化を経験して、コネクト、絆を深めてほしいという話もあった。ラグビーだけでなく、チームではポジティブな雰囲気があるので、楽しめています。
ルーミーがSH藤原忍さんですが、忍さんとはいろいろカフェいったり ヴィトンに行きましたね。明日、おそろいの色違いのカードケースを買おうかなと思っています。奮発します!(笑)