4月25日、22日に行われたARC(アジアラグビーチャンピオンシップ)の初戦で韓国代表に47−29で勝利し帰国した日本代表が東京・辰巳で合宿を再開した。2時間ほどの練習となったが、この日の練習は今まで見た中でも一番、選手たちはもちろんのこと、ジェイミー・ジョセフHCも気合い十分。29日に再び韓国代表と対戦する若き代表選手たちは、もう一度「代表とは何か」を思いだしながら、練習に取り組んだ。
「ミスタックルは(初戦)40本あった。通常、40本もあれば勝てる試合ではない」
得に「課題はシンプル、タックルです」とジョセフHCは個々のタックルやオーバーなどの確認を徹底した。時には指揮官自ら手振り身振りで熱血指導。ジョセフHCは選手たちの取り組む姿勢に満足したようで、練習後の囲み取材では時折笑みを見せつつ終始、穏やかなムードだったが、発言内容は下記のように厳しいものとなった。
――今日の練習はジョセフHCの指導も情熱に溢れていました。
ジョセフHC そこが足りなかったで、情熱を出しました。チームにも話しました。そういうところは日本代表として譲れないので自分でリードしていきたいという気持ちが出たのだと思います。