齋藤直人、超速ラグビーを体現「今は代表にコミット。イングランドを倒すことしか考えていない」 | ラグビージャパン365

齋藤直人、超速ラグビーを体現「今は代表にコミット。イングランドを倒すことしか考えていない」

2024/06/14

文●編集部


22日のイングランド戦に向けて宮崎合宿を行っているラグビー日本代表。11日の練習後に齋藤直人が取材に応じた。先日4シーズンプレーした東京サントリーサンゴリアスの退団を発表した齋藤だが、その意図やこれからのプレーヤーとしての思い、そしてエディー・ジョーンズHCが掲げる「超速ラグビー」について話を聞いた。

SH齋藤直人

 



初めて実践で(超速ラグビーを)やって、U20がファイトして、高強度で試せた。いい部分と悪い部分があったが、トランジションの部分が良かった。


――声をよく出していたが


風邪かもしれない(苦笑)。何が超速か徐々に理解できてきて、最初、見たりしたが、やりながら覚えていって、理解が深まっていった。


――FWのポジショニングは9番が指示する


10番、9番ですかね。10番のサインを9番がFWに伝達して動かす。最後は本当に試合で何が起きるかわからないなかで、自分たちで意思疎通してスペースにボール運ぶ。



――サントリーのアタックに近い?


そうかもしれない。


――モメンタムを取っていく


誰がとかじゃないですが、スペースを取っていく。


――セットプレーも速い?


すべてのプレーの始まりはセットから。全部のプレーの起点もセットから。セットがないと起点が作れない。BKも2つ言われたポイントの一つだった。もう一つはインモーション。動き出しのところを言われていました。

エディーさんからは「日本で一番アタッキングな9番になるつもりで来い」とキャンプ前に言われた



――初のエディージャパンは


きついけど楽しいです。エディーさんもそうですが、周りにいるメンバーも変わって、いっしょに全員で作っていくことが楽しみです


――気づいたら歳が上になってきた


ディランと同じ歳で、一緒にいることが多いが、真ん中くらいの歳で、何年か代表にいて、まずは自分のパフォーマンスが大事だが、リードするというか、ちょっと気を遣うとか、コネクトする部分で間に入れるような存在に少しずつなっていきたい。若いうちもそうやってもらったので、どんどんやっていきたい。


――イングランド戦に向けて


リベンジとか思わないですが、試合に勝つために準備が必要で、100%理解していないので、9番としても一選手としても必要。(超速ラグビーは)9番が大事。


――超速ラグビーは、どのあたりが大変?


10番と9番でコール決めて、それを伝えて、遂行させる。それをやるのはフィットネスがないと土台として絶対必要。そこから必要な要素がある。最後は全員が同じ画を見て、同じプレーができればいい。そこが大事。



――エディーさんと面談を受けた?


日本で一番アタッキングな9番になるつもりで来いとキャンプ前に言われました。その通りだと思いました。楽しみだなと思いました。どのキャンプでもそうなるつもりでやっていますし、ここでも成長したい。きついですが楽しみながらやれている。初めて会う若いメンバーと会うのが楽しいし、練習はきついですがテキパキしていて着実に理解して成長できているのが楽しいです。


――サンゴリアスの移籍を決めた理由は?


やっぱり4シーズン、サンゴリアスにいて、去年、W杯を経験して、成長したいという気持ちがあった。いい意味で居心地が良かったので、環境変えて、チャレンジしたいと思った。(海外の可能性も)はい。2027年のワールドカップに出たいですし、ワールドクラスの選手になりたいと思った。


――現在の気持ちは


今は日本代表でやっているので、ここに100%コミットして、イングランドにどうやって勝つかしか考えていない。代表にコミットしています。


――この選手が面白かったのは?


(小山)大輝さんです。元々一緒に(日本代表で)合宿したことがあるし、半日いればわかります。自分にない感じがします。



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