1月5日第105回全国高校ラグビー大会は準決勝2試合が行われた。第1試合は、選抜準優勝の京都成章(京都)と東福岡(福岡第1)が対戦した。

東福岡・応援席

ここまで花園通算99勝の東福岡。この試合に勝利すれば100勝に

選抜準優勝の京都成章。花園初優勝に王手をかけたい京都成章
SO岡元聡志、CTB森岡悠良を中心に展開する攻撃でゲインする京都成章は、ゲームキャプテンを務めるLO土肥祐斗のトライで先制すると、前半22分にHO米本啓太朗のトライでリードを広げる。

前半8分・京都成章LO土肥祐斗の先制トライ

京都成章NO8南川祐樹

ラインアウト

京都成章CTB髙萩誠人

前半22分HO米本啓太朗のトライ
追いかける東福岡も前半27分、自陣からボールを繋いでSO藤野桜生がトライを返し、12-5と京都成章がリードして前半を折り返す。

前半27分・東福岡SO藤野桜生のトライ

FB早坂俊吾のゴールは決まらず5-12
後半、CTB森岡悠良のトライで追加点を上げるとそこから3連続トライ。36-5として勝負を決めた。決勝を見据えて京都成章はリザーブ選手を投入。東福岡がFL内田瑛祐、LO稗田正楽の2トライをあげるもそこまで38-19で京都成章が快勝し決勝進出を決めた。

後半1分森岡悠良のトライ

京都成章FB春藤大翔
HIGHLIGHTS
京都成章 関崎大輔監督

京都成章・関崎大輔監督
――今日の試合、選手たちの「意地」を感じました。
最初のプレーは、正直あまり良くなかったです。
周りから「意地、張れよ」という声も出ていました。でも、そこからしっかり修正できたのは良かったと思います。
――試合中の修正力については。
「黄色信号」に気づけた場面はありました。ただ、まだ赤信号になっているところもある。そこが決勝に向けての修正ポイントですね。
――中1日という厳しい日程ですが、精神面の強さは。
今年、来てくれた中濱寛造トレーナーがメンタルの部分をしっかり作ってくれています。選手たちは自信を持ってプレーできていると思います。
――決勝に向けて、最後に一言お願いします。
FWとディフェンスでしっかり戦って、完成形を見せたい。正直、今日は泣きそうになりましたが、まだ終わっていないので我慢しました。
京都成章 笹岡空翔キャプテン(9月に負傷。今大会は出場せず)
結構相手がワイドに攻めてきたところをしっかり画面して耐えて、そこからFWとしてはコンタクトで勝って、ファーストフェイズでBKがしっかり崩し切れたというところを今日の試合では狙っていたので、そういう面では準備してきたものが、成章らしいアタックができたかなと思います。
僕たちの代になってから日本一をずっと目標に掲げて頑張ってきたんで、本当にその目標に一方前進できた明後日の試合に向けて60分間本当に我慢の多い試合になると思うんですけど、頑張っていきたい。
京都成章・SO岡元聡志

岡元聡志
――どんなゲームプランで臨みましたか。
ハーフウェイからのアタックを意識していました。詰まったら無理につなぐんじゃなくて、キックで一回リセットする。そこを徹底しようという話をしていて、それがしっかりできたかなと思います。
――相手のプレッシャーはどうでしたか。
前に強く出てくる感じはそこまでなかったので、裏のスペースが使えるなと思っていました。準備していたアタックは、きれいにはまったと思います。
――前半、FWがプレッシャーをかけました
FWがフィジカルバトルで前に出てくれたのが大きかったです。その分、コミュニケーションを取りながら、いいタイミングで展開できました。

神戸スティーラーズでもプレーをした清水晶大コーチ
――後半のトライはサインプレーでしたか。
はい。準備していたサインプレーです。清水昌大コーチが「こういうのどうや」って出してくれて、自分たちでも話しながら作ってきました。
――決勝進出が決まりました。今の気持ちは。
自分たちの目標は日本一なので、次に向けて課題を修正して、もう一回しっかり準備したい。決勝の舞台に立てるのはうれしいですけど、まだ終わってないです。
――前半最後にトライを取られたが
正直、しんどくなるかなとは思いました。でもアタックでしっかり取り切れたので、そこからは「もう一回ディフェンスに立ち返ろう」と話しました。
――後半は試合運びが安定していました。
アタックで点を取れたことで、落ち着いてゲームを進められたと思います。全体として、いい試合運びができたかなと感じています。
――CTBへのサインプレーも決まりましたね
ずっと準備してきた形で、この舞台で出そうという話はしていました。
――決勝に向けての意気込みを。
どっちが来てもチャレンジです。リベンジという気持ちもありますし、日本一を目指して全力でやります。
京都成章 土肥祐斗ゲームキャプテン

土肥祐斗ゲームキャプテン
(決勝の舞台を踏めること)僕だけの力でここまできたわけじゃないんで、仲間全員がサポートしてくれたりとか、フィールド内の15人、その他の30人戦っていますし、本当にそこはもう全員の力かなとおもっています。
――トライについて
みんな浮足立っていたんです、ここでとってやろうと思って思い切って取りに行きました!
――チームの成長は?
はい。もう感じます。全員がチームがピンチになったときほと喋って、いい方向へ持っていこうとしてくれるのでそこはもう全員が成長しているかなと思います。
――京都成章らしくすごく楽しそうに見えます。
より強い相手になればなるほどやっぱり楽しいものなんで、ラグビーって。今日はさらに楽しかったです。
――決勝にむけて
どちら(桐蔭学園・大阪桐蔭)が来ても僕たちにとってはリベンジという形になると思うので、そこはもう僕たちチャレンジャーなんで、チャレンジャーらしくひたむきに泥臭くもうやれることを全部やってその結果自ずと日本一がついてきたらいいかなと思います!
東福岡 藤田雄一郎監督

東福岡・藤田雄一郎監督
準備をしていた精度が甘かったかな。去年と今年を比べてもまだまだ力不足だったかなと思います。結果が全てなんで、最後まで戦ってくれた成章さんに対して戦う姿を見せるのは当たり前。(99勝だったことについて)またこの舞台に戻ってこないと、365日後、どういうチームになって戻ってくるか、頑張らないとならない。
東福岡 須藤蒋一キャプテン

須藤蒋一キャプテン
京都成章さんの素晴らしいアタックにいかれてしまいました。本当に成章さんがどうこうというより、自分たちのよくないところが出てしまったのかなと思います。ミスが多くなったり、ペナルティが多くなったところは相手のプレッシャーをうけて自分たちでどうすることもできなくなってしまった。
今までやってきたベーシックなところは、この試合で出せたところ、出せなかったところがあるんですけど、このチーム1年通して、やってきたことを出しきれなかったことが敗因だと思います。トランジションのところで、すぐに切り替えれずに成章さんのポジションセットが速くて対応することができなかった。
(100勝まであと1勝)来年も花園に出て、100勝という素晴らしい結果を残してほしいですし、自分たちが壊せなかったベスト4の壁を壊してほしいです。
東福岡 WTB平尾龍太
後半ボールを持っている時に自分たちのミスが増えてきて、京都成章さんにボールポゼッションを高められてしまい、FWもBKも強くてボール展開もうまくて…。自分たちのミスからトライを取られてしまった。