桐蔭学園が連覇に一歩前進。冷静なプレーが冴え、東海大大阪仰星に勝利し準決勝進出 | ラグビージャパン365

桐蔭学園が連覇に一歩前進。冷静なプレーが冴え、東海大大阪仰星に勝利し準決勝進出

2026/01/03

文●編集部


準々決勝最後の試合は、3連覇を目指す桐蔭学園が東海大大阪仰星と対戦。昨年の決勝カードがここで再現となった。先制したのは桐蔭。桐蔭学園FB蘇我大和(2年)が敵陣10m付近からドロップゴールを決める。

6分、桐蔭学園は敵陣22m付近のラインアウトからFWでモールを押し込みBK展開。WTB鈴木豪(3年)がトライ。8-0とする。

10分、桐蔭学園が自陣22m内側でノックフォワード。仰星がマイボールスクラムのチャンス。桐蔭がペナルティ。仰星はタップでリスタート。FWでポイントを作りアタックを継続。13分、FL米谷翔馬(2年)がボールを持ち込みトライ。7-8とする。

前半13分仰星FL米谷翔馬がトライを決めて7-8に。

前半13分仰星FL米谷翔馬がトライを決めて7-8に。



東佑太主将

東佑太主将

28分、桐蔭学園がゴール前のラインアウトのチャンス。ボールを確保するとドライビングモールでHO堂園尚悟(3年)がトライ。蘇我のゴールも決まって15-7。桐蔭学園がリードして前半を折り返す。

桐蔭学園のキックオフで後半がスタート。仰星がハーフウェイ付近まで蹴り返し桐蔭学園ボールのラインアウト。9番のボックスキックから桐蔭学園が再獲得。NO8足立がブレイク。桐蔭にアドバンテージが出されアタックを継続。仰星がオフサイドのペナルティで桐蔭はショットを選択。蘇我がPGを落ち着いて決めて18-7とリードを広げる。

蘇我大和のPG

蘇我大和のPG

4分、仰星がラインアウトからボールを確保できず、桐蔭の反撃を食らう。桐蔭・堂園が相手ディフェンスのギャップをついてブレイク。CTB坪井悠(3年)にラストパス。坪井がゴール中央へトライ。25-7とする。

堂園のブレイク

堂園のブレイク


後半5分、堂園からのパスを受けた坪井悠がインゴールへ

後半5分、堂園からのパスを受けた坪井悠がインゴールへ

坪井悠がトライ

坪井悠がトライ


追いかける仰星は9分、相手ペナルティから敵陣深くに入りラインアウトモールからBKに展開するもボールをキープできずノックフォワード。チャンスを活かすことができない。

それでも13分、仰星CTB東佑太主将を起点にボールを散らしながらフェイズを重ね、FL米谷がトライ。

すぐさま桐蔭は敵陣ゴール前で堂園がジャッカル。ラインアウトモールからBKに出すとSO竹山史人(3年)がインゴールの広いエリアへグラバーキック。坪井がグラウンディングし32-12と20点差にリードを広げた。

後半17分竹山史人のグラバーキックに反応した坪井がトライ

後半17分竹山史人のグラバーキックに反応した坪井がトライ


苦しくなった仰星は終了間際に林淳昊(3年)がトライを決めて17-32とする。さらにロスタイム、仰星は東を起点に小出壮太郎がトライ。22-32とするもそこまで桐蔭学園が準決勝進出を決めた。

ディフェンスの集積も早かった桐蔭学園

ディフェンスの集積も早かった桐蔭学園

桐蔭学園 藤原秀之監督

――試合を振り返って

試合の入りから32点までは、比較的良い流れで試合を運べたと思います。この大会の中では、一番安定した試合運びができたのではないかと感じています。FW、BKともにトライのバランスも良く、これまであまり使ってこなかったオプションも、2回戦・3回戦を通じて少しずつ出せるようになってきました。

――前半、モールでもトライを挙げた

「一度、(モールを)組んでみよう」という話は事前にしていましたし、早い段階で形にできたことは非常に大きかったと思います。ただ、終盤のクロージングについては反省点です。

点差がある中で交代後に少し隙を見せてしまいました。これは今後、より強い相手と対戦する中では致命的になります。

15人だけでなく、25人全員が同じクオリティで戦えるチームにならなければならないと感じています。

――DGで3点を取ったり、PGを狙う判断について

7点はもちろん大きいですが、確実に取れる3点を重ねることも、トーナメントでは非常に重要です。ラインアウトはコンテストになりますし、「確実に取れるところは取る」という方針は前日ミーティングでも共有していました。

――フィジカル面での不安は?

体の大きさでは分が悪い相手が続きますが、

それは最初から分かっています。だからこそ、低く、速く、運動量で上回る。今日も我慢する時間帯がありましたが、次はさらに我慢が必要になると思っています。

今日も良かった点はありますが、勝ったからOKという試合ではありません。特に終盤の対応は、もっと厳しく振り返らなければいけないと思っています。

――次戦の大阪桐蔭に向けて

どの相手が来ても、やることは変わりません。

まずは自分たちに矢印を向けて、何をやるのか、何をやらないのかを明確にすること。あとはリカバリーと体調管理を徹底するだけです。

桐蔭学園 堂園尚悟主将

――試合全体としては、FWのセットプレーが安定していました

スクラム、モールともに安定していましたし、

そこからアタックのバリエーションも広げることができました。ハイボール、裏へのキック、展開と、いろいろな形で得点できたのは良かった点です。一方で、最後の10分ほどは自分たちの甘さが出ました。チーム内では「心の隙」と呼んでいるのですが、その隙を見せてしまうと、次の相手には間違いなくやられます。

ここは全員でしっかり修正していきたいです。

東海大大阪仰星 湯浅大智監督

桐蔭学園さんは間違いなくシード級のチームだと思います。我々としても、こういう強豪校と大会の中で対戦できたことは大きな財産です。

特にラグビーの幅、オプションの多さ、終盤のゲームマネジメントなど、非常に勉強になりました。

東海大大阪仰星 CTB東佑太主将

一つ一つの局面での精度の差を感じました。特にモール、ブレイクダウンで主導権を握られたことが最後まで響いたと思います。それでも、最後まで戦い切れたことは次につながると思っています。この経験を必ず次に生かしたいです。

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