14日(日本時間15日)ラグビーワールドカップ2023・フランス大会はノックアウトステージに突入した。プール戦を突破した8チームが世界の頂点を目指し死闘を繰り広げる。
準々決勝の1試合目は、ウェールズ(プールC・1位)と日本を破ったアルゼンチン(プールD・2位)が対戦した。序盤、ウェールズが流れを掴むと前半14分、ハーフウェイ付近のマイボールスクラムからラックサイドでゲインし、SOダン・ビガーのトライで7-0。さらに20分、ビガーのPGが決まって10-0となる。
互いに簡単なミス、ペナルティが続きスコアを奪えないまま、36分アルゼンチンがようやくハーフウェイ付近のマイボールスクラムでペナルティを獲得。SOカレーラスのPKで敵陣深くに入ると、パワープレーでフェイズを重ね、PKを獲得するとWTBボフェリがPGを決めて10-3とする。
さらに直後のキックオフ、アルゼンチンFBフアン・クルース・マリアが敵陣深い位置まで蹴り返すと、折返しのビガーのキックはハーフウェイ付近。そのボールをキャッチしたSOカレーラスが一気に22m陣内に入る。アルゼンチンがフェイズを重ねるも、ウェールズも集中力高くディフェンスでハーフウェイ付近まで押し戻す。再びカレーラスが抜けて絶対的な局面となるもボールを叩かれノックオン。しかし、ウェールズWTBジョシュ・アダムスのレイトチャージでペナルティ。ボフェリがPGを決め6-10と点差を縮めて前半を終える。