ラグビーワールドカップ2023・フランス大会はWeek2が始まった。15日、開催国フランスは成長著しいウルグアイ代表と対戦した。ウルグアイは初戦ということでこのフランス戦に焦点をあててきたということで、前半から競った展開で試合が進む。
フランスは先週のオールブラックス戦から12名メンバーを変更して、チーム力が問われる試合となった。後半14分、ウルグアイに2本目のトライを決められ1点差とされるも、慌てることなく15分マウヴァカのトライですぐさま引き離すと33分にもトライを積み重ね、しっかり4トライを決めてボーナスポイントを獲得しフランスが2連勝を飾った。
HIGHLIGHT
ウルグアイは後半途中まで1点差に迫った
ガルティエHCは「大事なことは勝つこと。とても満足している。選手たちはそうではないと思うけど」と試合後コメントを残した。フランスの次なる相手は、ナミビア。チャレンジングマインドが高い相手にもしっかり勝利してグループ戦最終戦のイタリア戦までいい流れを作ってプレーオフ進出を果たしたい。
フランス ファビアン・ガルティエHC
「この素晴らしい観衆の前で試合に勝てた喜びと、アンソニーがゲームキャプテンとして戻ってきた喜びを分かち合って、リカバリーに費やしたい。またとてもポジティブな要素があった」
――スクラムのレフェリングは?
「レフェリングに関する話はしないよ。このスポーツにおいてレフェリーはとても重要なんだ。レフリーは試合がうまくながれ、私達が気持ちよくプレーでき、試合が楽しくなってほしいと思っている。スクラムは時にプラスに働き、時にマイナスになると思う。プレーとして改善すべきことはウィリアムと確認していきたい」
――ウルグアイはもっとトップチームと試合をしたいとおもっています
「それには賛成です。世界ラグビーの発展を望むなら、ランキング17位のウルグアイのチームはもっと強いチームと試合をしなければならない。4年前の日本大会で彼らはフィジーに勝利し、ウェールズと競り合いました。それが可能な大会は今のところワールドカップしかない。日本や、ジョージアやイタリアがそうであったように」
――フランスは主導権を握れなかったですが
「大事なのは勝つことです。選手たちには『試合に勝とう』と話をしていました。ウルグアイは彼らのプランをうまく実行したが、最終的には、我々が勝ちました。とても満足しています。不満があるとしたら、選手たちのほうかな。彼らには楽しんでほしいし、ハッピーになってほしいんだが、彼らの中にはフラストレーションがたまっていると思う」
――ナミビア戦にむけて
「勝利したし、けが人もいない。マルセイユで行われる第3戦にむけてチーム全体で取り組んでいきたい。ワールドカップは長い冒険で、一戦一戦が試練だと思っている。今夜のような試合をすることでチームが強くなり、1週間後のマルセイユにむけて、チームが成長できるとおもっている」
<h2>アントニー・ジェロンチ(ゲームキャプテン)
「とても難しい試合だった。彼らは意欲的でアグレッシブなプレーをしていた。自分たちのムーブを作るのが難しかった。いいところも悪いところもあった。ウルグアイとのこの激しい試合を忘れず、次の木曜日にはビッグゲームができるよう、ディテールを整理していきたい」
プレミアムコラム
この記事の続きを読む。
購読手続をすると全ての内容をお楽しみいただけます。