サクラセブンズ・プロファイル−vol6.桑井亜乃 | ラグビージャパン365

サクラセブンズ・プロファイル−vol6.桑井亜乃

2017/04/08

文●大友信彦


「昇格大会は、勝ちも負けも経験していますから。どちらのときも、その気持ちはよく覚えています」

ワールドシリーズ昇格大会に向けた福島・いわき合宿で話を聞いたとき、桑井亜乃はそう言った。

リオが終わったときは「がーん」。でも、すぐに次に向けて気持ちを切り替えられた。

「決して簡単な大会ではない。大きなプレッシャーがかかります。でも、ワールドシリーズに出たいという気持ちは人一倍あります。私たちは世界一を目指しているし、自分自身も世界一のプレーヤーになりたいという気持ちでやっていますから。必ず突破します」


決勝となる南アフリカ戦。後半決めた桑井のトライで試合の流れがサクラセブンズへ

決勝となる南アフリカ戦。後半決めた桑井のトライで試合の流れがサクラセブンズへ

きりりと引き締まった眉。質問者の目をまっすぐ見て答える、強い力を感じさせる目。その意志の強さは、世界のひのき舞台を目指す戦いでも発揮された。南アフリカとの決勝では勝負の流れを決める逆転トライ。相手ディフェンスがひしめいていても、体幹の強さを活かして、ゴールラインギリギリに楕円のボールをねじこんだ。

 

「リオ五輪のあと、いろいろな気持ちはありました。4年間、本当にオリンピックだけを目指してやってきたのに、全然通用しなかった。『がーん』みたいな(笑)。だけど、それをマイナスにだけ考えていたらどうにもならない。それをどう考えればプラスに変えていけるか。そう考えたら、実は私の場合は、次の目標はすぐに見つけられましたね」


リオ五輪から帰国後、故郷の北海道に帰省し、両親に報告したときには、もう次の4年間もチャレンジを続けることを決意していた。26歳でリオに出場した桑井にとってそれは、30歳までラグビー漬けの生活が続くことを意味していた。


「親には『もう決めたの?』と驚かれました(笑)。でも私は、ラグビーがどんどん好きになっていたから、自分の体の限界までやりたい気持ちがあったんです」

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