サンウルブズ・ブランビーズに惜敗。「このレベルで強豪チームとで戦っていけると自信を得ることができた」 | Rugby Japan 365

サンウルブズ・ブランビーズに惜敗。「このレベルで強豪チームとで戦っていけると自信を得ることができた」

2018/02/24

文●編集部


スーパーラグビー・ヒトコムサンウルブズは3シーズン目の開幕戦・ブランビーズと対戦した。結果は25−32と接戦を演じた。昨シーズンは2勝のみのチームが開幕戦から勝ち点1を獲得した。試合後、ジェイミー・ジョセフヘッドコーチ、流大キャプテンが話したこととは。



「敗因は自陣22mや30mあたりから脱出できず、ブランビーズの圧力に耐えきれなかったこと」ジェイミー・ジョセフヘッドコーチ

――今日の試合はいいところも悪いところもあったと思いますが


まったく同じように思います。日本代表でもプレーしてきた選手を見てきたが、このような接戦や厳しい試合に対してどう対応するか、プレーするか、反省を活かして学んできた。

サンウルブズの開幕戦、観客は14,614人。

サンウルブズの開幕戦、観客は14,614人。

それを念頭に置くと、今日のパフォ-マンスは素晴らしかったと思います。けれども、決して満足できる結果ではなかったと思います。選手たちもロッカールームで悔しがった顔を見せていました。でも、このレベルで強豪チームと戦っていける、と自信を得ることができたと思います。

円陣を組むサンウルブズ

円陣を組むサンウルブズ

 

激しくタックルにいく、ゲームキャプテンのNO8ブリッツ

激しくタックルにいく、ゲームキャプテンのNO8ブリッツ

 

前半8分、左ゴール前ラインアウトを⑧ブリッツが捕りモールを押す

前半8分、左ゴール前ラインアウトを⑧ブリッツが捕りモールを押す

非常にポジティブに捉えているのが、セットプレーも強く、体格差も経験値の差もあるブランビーズに対してよく対抗できたことです。セットプレーからトライも取れましたし、相手がセットプレーで勢い出そうとするところを止めることができた。

 

そのままモールを押しきりトライ(押さえたのはWTBサウマキ)

そのままモールを押しきりトライ(押さえたのはWTBサウマキ)

 

 

コンバージョンを蹴る、スーパーラグビー初キャップのCTB中村

コンバージョンを蹴る、スーパーラグビー初キャップのCTB中村

――自陣からの脱出が上手くいかなかった理由は?


いろんな要素あると思うが、一つあるのは5週間ぶりの試合だったことと、ああいう状況はいくら練習したとしても、プレッシャーがかかり、ミスは起こります。

初先発のSH流

初先発のSH流

また、そこ(自陣からの脱出)を先導する選手が頭を打っていて本来の能力を発揮できなかったこともあると思います。けれども各自に与えられた役割をプレッシャーの中で遂行することをやらないといけない。それをしっかり念頭において、こだわりながら日々練習しているので、これからも続けていくしかない。

突破を図るWTBレメキ。積極的なランで前進した。

突破を図るWTBレメキ。積極的なランで前進した。

――来週の試合に向けて


特に変わったことをやらなく、通常どおりやっていきたい。自分たちの戦い方を確立しているので、それを各自、与えられた役割、責任を持たせて、コーチ陣が勝つためのプランを落とし込んでいく。

 

サンウルブズ最長身、身長201センチのLOハッティングは、前半22分に負傷退場

サンウルブズ最長身、身長201センチのLOハッティングは、前半22分に負傷退場

ベストパフォーマンスを行うための練習を、これから各週5回くらいやっていく。来週だけでなく、各週やっていく作業だと思います。一つラグビーでは離せないものがあります。それはケガです。(プレーが)乱れたり、精度高くなったりしことはメインのLOが早々、ケガで離脱してしまった(ことの影響もある)。

 

初キャップのCTB中村。トップリーグでの好調そのままに、出足の早いディフェンス。そしてアタックでも真正面から体を当てていた。

初キャップのCTB中村。トップリーグでの好調そのままに、出足の早いディフェンス。そしてアタックでも真正面から体を当てていた。

他にもHIAで選手が入れ替わることは、スーパーラグビーのレベルではよくあることで、こちらが対応しないといけない。そういう強度の高さ、スピードに対しての対応はチームとしてどんどん良くなっていると思います。次の試合は3〜4名の選手がダメージ受けているので検討したい。幸いスコッドが多いので(パフォーマンスが)復帰する選手もいると思います。

スクラムでは、ブランビーズに対して優位に進めた。

スクラムでは、ブランビーズに対して優位に進めた。

 

後半ロスタイム、サンウルブズは敵陣ゴール前まで攻め込むも、トライを取りきれず。ショットを選択し、着実に勝ち点1を獲得した。

後半ロスタイム、サンウルブズは敵陣ゴール前まで攻め込むも、トライを取りきれず。ショットを選択し、着実に勝ち点1を獲得した。

――最後はショットを蹴って勝ち点1を狙いました。


トライを取ってもショットでも1ポイントは変わらなかったので、簡単に取れる方法を選択しました。選手たちも同じ意識、セイムページ(同じ選択)を見ていたと思いますが、接戦で熱くなっていて見失っているときもあるので、助言しました。(勝ち点1を取れて)週末には、順位の真ん中くらいになっていたのでハッピーです。

「自陣からの脱出。そしてディシプリン」SH流大キャプテン

後半自らのミスで失点を許してしまったが、全体を通して素晴らしいパフォーマンスを見せた。

後半自らのミスで失点を許してしまったが、全体を通して素晴らしいパフォーマンスを見せた。

――試合の感想


勝利を目指していたので(負けて)悔しいです。前半は意図した形でトライ取れて、リードして折り返したが、後半の最初、自分のミスでトライとなり負けにも直結して、僕自身もキャプテンとして責任を感じていますし、申し訳ないという気持ちがあります。

でもこれからスーパーラグビーは続くので、その中でこういう経験できたことをプラスに捉えて、プレッシャーを感じられたのが収穫だと思います。

前半18分のラファエレのトライ

前半18分のラファエレのトライ

――良かったところと課題


良かったところはボールを動かせばトライを取れたところと、セットプレーはFWが頑張ってくれたので、ラインアウトモールからトライも取れたし、スクラムから2〜3フェイズでトライを取れたシーンもあった。

前半28分、ラファエレからパスを受けたサウマキがトライ

前半28分、ラファエレからパスを受けたサウマキがトライ

 

準備したプレーはすごく良かった。あとはみんながアタックしようというマインドがあって、どこからでも攻めようという意思があったので、そういったマインドセットは良かった。ただ課題はイグジット(=exit、22m内からの脱出)、いいイグジットができなくてトライされたシーンあった。あとディシプリンですね。

同じペナルティーで、敵陣深く入られたこともあった。こういうクロスゲームに勝っていくためにはペナルティーの差も大きくなってくるので改善したい。

――アタックマインドを持った要因は?


開幕だからということではなく、自分たちがやりたいラグビーだから(やりました) 。

――後半、反則数が増えた要因は?


取られたのはノットロールアウェイとハーフに対してのチャージとかがあったと思うが、ノットロールアウェイは選手が退く意識を持って、(レフリーが)取っていたので、(そこに)気づいてもっとロールアウェイを早くする、というアクションしないといけない。

Gallery

試合開始前、ブランビーズ主将のリアリイファノはピッチにひざまづき、試合に臨めることへ感謝の祈りを捧げた

試合開始前、ブランビーズ主将のリアリイファノはピッチにひざまづき、試合に臨めることへ感謝の祈りを捧げた

 

SOロビンソンから絶妙なタイミングでパスを受けたFBエメリー。しかしノックオンでトライには至らず。

SOロビンソンから絶妙なタイミングでパスを受けたFBエメリー。しかしノックオンでトライには至らず。

 

スクラムでめくれ上がった芝を直すSH流

スクラムでめくれ上がった芝を直すSH流

 

ゲームキャプテンのNO8ブリッツを中心にコミュニケーションを取るFW陣

ゲームキャプテンのNO8ブリッツを中心にコミュニケーションを取るFW陣

 

前半有効だったモールも、後半はなかなか押しきれなかった

前半有効だったモールも、後半はなかなか押しきれなかった

 

後半から登場のSH田中。「例年より、チームがまとまっていてディフェンス力もアタック力もあがっている。ホームで負けたことはすごく残念。楽しみなシーズンになると思う」

後半から登場のSH田中。「例年より、チームがまとまっていてディフェンス力もアタック力もあがっている。ホームで負けたことはすごく残念。楽しみなシーズンになると思う」

 

ジョージア人初のスーパーラグビー選手・PRジャバ・ブレグバゼ。出場16分で負傷退場となってしまった。

ジョージア人初のスーパーラグビー選手・PRジャバ・ブレグバゼ。出場16分で負傷退場となってしまった。

もっと早く準備しないといけない。今回、DFのキーポイントはディシプリンもあげていたのにできなかったのが残念です。疲れたからペナルティーをしたという感じではないです。

前半負傷したハッティングに代わり出場したカーク。途中出場ながらゲインメーターは21mとFW陣で最も長かった。

前半負傷したハッティングに代わり出場したカーク。途中出場ながらゲインメーターは21mとFW陣で最も長かった。

 

しぶとくボールに絡むHO堀江

しぶとくボールに絡むHO堀江

 

後半54分から出場のCTBテアウパ。

後半54分から出場のCTBテアウパ。

 

カークに続く19mのゲインメーターを叩き出したFL姫野。このレベルでも十二分に通用することを証明した。

カークに続く19mのゲインメーターを叩き出したFL姫野。このレベルでも十二分に通用することを証明した。

 

ブランビーズSHパウエルのパス

ブランビーズSHパウエルのパス

 

堀江翔太の突進

堀江翔太の突進

 

No8 ブリッツからLOワイクスへオフロードパス

No8 ブリッツからLOワイクスへオフロードパス

 

サンウルブズ最長身、身長201センチのLOハッティングの突進

サンウルブズ最長身、身長201センチのLOハッティングの突進

 

ゲームキャプテンを務めたNO8ブリッツ「いいスタートが切れた。後半緩んでしまう部分もあったが」

ゲームキャプテンを務めたNO8ブリッツ「いいスタートが切れた。後半緩んでしまう部分もあったが」

 

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