女子セブンズの日本一を決める、太陽生命ウィメンズセブンズ2024・第1戦北九州大会が4月6日、7日、北九州・ミクニワールドスタジアムで行われ、昨年総合優勝のながとブルーエンジェルスの優勝で幕を閉じた。今シーズンの初戦、各チームに新しい選手が加わり、どういったポテンシャルを持っているか注目された。その中でも新しい風が吹いたといえば、3年ぶりに決勝進出を果たしたパールズだ。ジャンナ・ヴォーンHC体制としては初のファイナル。ながとと最後まで肉迫する戦いで紙一重のところで勝利をすることができなかった。
しかし昨シーズン、大きく立ちはだかった「ベスト4」の壁を、チームスローガンでもある「BreakThrough」したパールズ。試合後、今大会のMVPに選出されたジャネット・オケロ、ゲームキャプテンを務めた末結希2選手に話を聞いた。
「次やったら、絶対勝ちます」末結希ゲームキャプテン
――3年ぶりの決勝でした。チームにはどんな話をしたか
毎試合同じなんですが、これが本当に最後の試合だと思って、全部出しきろうと。特別なことは何も言っていないんですが、自分たちがお互いのため、この家族のために戦おうと話したました。
――これまでなかなか超えられなかった「ベスト4」の壁を今大会で打ち破れたのは
ラグビーの面ではチームで準備してきたことをしっかり出せたというところが大きいかなと。メンタル的な部分でパールズはこれまで弱かったところがあったんですけど、全員でそこに向き合って、どんな試合でもどんな相手でも最初から100%出すために練習してきたのが出せたところが成長したところかなと思います。
――序盤でいい流れだと強いパールズの試合ができて、流れが悪くなるとなかなか立て直せないゲームが多かったが、そういう部分では成長できた?
昨日3試合目で負けてしまったんですけどそこからすぐに切り替えて、今日勝てばいいんだよというふうに全員で思えたのがよかったと思います。ファイナルでも相手に得点されたあとも次々切り替えようというのを若い選手も新しい選手も全員共通の認識でいけたので、そこは成長できている部分だと思います。