9月に開幕するラグビーワールドカップ(RWC)イングランド大会に出場するエディジャパンことラグビー男子日本代表は6日から、宮崎市で合宿を始動させた。エディ・ジョーンズヘッドコーチは3年前に行った就任直後初練習では嵐で、今日の初日も雷だったことを質問されると「幸運の印かもね」と時折ジョークを交えながら、勝利に対する強い想いを話した。
ラグビースタイルを信じきれる選手をワールドカップに連れて行く
まだ初日なのでライトトレーニングをして徐々に小さなステップを踏んでいきたいと思います。最終結果がすべてなので、いま、どう感じようが関係ない。
最終目標がどういう地点で終わるかということです。
ミーティングでは選手たちに日本ラグビーに対する責任を伝えました。チームディレクターの稲垣さんからもそういう話がありました。我々のチームミーティングでは毎回同じメッセージを発信していて、どういうふうにトップ8に入るのか、そのために選手たちは何をしなければいけないのか。彼らの責任、いま32、33人の選手がいます。6、7人はスーパーラグビーに行っています。そして31人しかW杯にいけません。我々のスタイルを本当に信じ切って遂行できる選手を連れて行こうと思います。
テニスの錦織(圭・日清食品)の話もしました。いま、彼は世界5位ですね。身長は178cmしかありません。世界のトップ選手は2m以上あります。彼は自分のスタイルを信じてプレーしている。ほかの世界の強豪とはパワーゲームに持ち運んでいません。コートでボールを動かして、敵を動かす戦術をやっています。そして、日本ラグビーにも同じことが言えます。
私のラグビーではありません。日本のラグビーなのです。身体が小さいのでボールを動かさないといけない。錦織は試合に負けたからといって、スタイルを変えることはしません。もっとフィットネスをつけて、戦術面で磨き上げて、自分のことを信じ続けているのです。