ラグビー日本代表は25日、「アサヒ・スーパードライ・パシフィック・ネーションズカップ2024」カナダ代表戦に55-28で勝利。第2期エディージャパンとなってテストマッチ初勝利を収めた。世界ランキングでは格下の相手に対して、勝利はもちろん、試合の内容も問われた試合。ゲームキャプテンを努めたHO坂手淳史(埼玉パナソニックワイルドナイツ)とSH藤原忍(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)が試合後の会見に応じた。
HO坂手淳史ゲームキャプテン
――準備について
準備段階では、そこまで若いチームだとか、細かく自分がゲームの中でどうしていくということにアプローチせずにやってきました。ただゲームに入ったときにはしっかりと落ち着きを持ちながら、自分たちの超速ラグビーというところに対してアプローチできるようと思っていながらプレーしていました。
SH藤原忍とSO李承信の2人が中心となってアタックは話してくれましたし、ディフェンスについては7版の下川甲嗣が中心となってチームを引っ張ってくれてたので、その中でチームがどう落ち着きながら次のプレーにフォーカスできるかというところを考えながらプレーしました。
この勝利というのは若いチーム、特にあまりテストマッチで勝つことが初めての経験の選手たちが多いので、今のジャパンの中でいい勢いになればいいなと思います。更にしっかりと反省しながら次に向かってみんなでいい準備を勧めていければ、自ずとこのパシフィックネーションから(チームが)良くなったねと思えるようなそういうシリーズにしたいですね。
――うまくいった試合であっても相手に流れを渡すチームと最後まで渡さないで勝ち切るの違いは
やっぱり流れを渡したのはペナルティがあったところかなというふうには思うんですが、ゲームの中ではそういうことが起こり得るというところは事前にもわかっていますし、レフリーが少しずつ見方がかわってきたりであったりとか、今まであまり前半見ていなかった部分を注視するようになるというところも、テストマッチだったり、試合ではよくあることなので、そこに対して一つのペナルティが二つになって、三つに、というように重なってしまったところが相手に流れをわたしてしまったかなと思います。
元々スカウティングでもカナダはフィジカルが強いというのはわかっていますし、そのフィジカルが発揮されるというのが自陣であったこと。ミスだったり、ペナルティが続いたことで侵入されてしまい、カナダに生き返らせてしまった。